膝上打鍵システムのお盆を、
アクリル板(3mm厚、15cm×30cm)にしてみたら、
案外良かった話。
膝上打鍵のお盆は、
これまで加工と取り回しのしやすさから木材を使ってたが、
家に転がってたアクリル板
(尊師スタイル用)を試しに敷いてみたら、
かなりよかったのでテスト中。
木材は厚み1cmくらいないと反る
(いや1cmでも反る時は反る)が、
このアクリルは3mmなので取り回しがさらに良くなった。
また、打鍵感の純粋性でいうと、
木材よりもアクリル樹脂のほうが良いのはすでに分かっている。
木材が勝てるのは雰囲気だけだ。
実用上はアクリルに軍配。
またこれ、
そのまま机の上のキーボードマットとしても役に立つ。
キーボードマットは、
最近自作キーボード界隈で流行してて、
打鍵感の統一(どこで打っても同じ打鍵感になる)のためや、
おしゃれのために使ってるんだけど、
アクリルの柔らかい打鍵感がそのままマットになって、
とてもよい。
ちなみにこれはハンズで買ったアクリル板
(角は自力で金ヤスリで落とした)だけど、
はざいやだとクリア系で400円ぐらいで買えるので、
速攻ガラスアクリルを発注。
送料1000円くらいなのが笑う…
しばらく使ってみてアリになるなら、
東京アクリルのオシャレアクリル買おうかな…
で、この打鍵感が、文字書きにどう影響するか、
という議論をしておく。
僕はここ最近、一貫して、
「純粋な打鍵感」を求めている。
雑味がなく(ピークはひとつで、ゆらゆらしないこと)、
硬いこと(底打ちですぐに鋭く返ってくること)、
がその要件。
真鍮、ステンレスを使い硬くして(変形しないので、
衝撃が拡散せず鋭い一点になる)、
アクリル、シリコンを使い、
柔らかくなるが雑味を消す
(柔らかく変形するから、余計な振動周波数を吸収する)、
のを組み合わせてきた。
この結果、
単純に速くなってるんだよね。
・底打ちが硬いから押し込み切らずに、
半押し(底にタッチダウンする感じ)になる
・ひとつのキーにひとつの振動になるので、
打鍵があいてる部分を認識しやすく、
詰めやすくなる
の二つが起こっている。
漫然と適当なキーの打鍵をしていた昔に比べて、
ミリ秒くらいの感覚で、
「今、この強さで打った」
ことの自覚がとてもしやすくなる。
ミリ秒は大袈裟かもしれないが、
10ミリ秒よりは短いオーダーで、
同時打鍵とかアルペジオとかを認識してるね。
僕は映像の1F=1/30秒=0.033秒=33ミリ秒は、
全然認識してるが、
それを5で割った程度には分解できそう。
てことは分解能7ミリ秒程度ということか。
もちろん全打鍵をその精度で認識してるわけではなくて、
得意なところはそうなる、という感じかな。
遅れたところはもっと詰められる、
と感じたりもできるようになってきた。
速くする目的のひとつは、
「言葉との一体感」だと思う。
速く仕事が終わったー、
は、もはや僕はどうでもよくて
(稼げても一日一時間くらいだろう。
qwertyの頃に比べれば、
3〜5時間かかってたのを90分くらいでいけるようになったが、
その後は対して縮まらないようだ)、
「思いが蒸発しないこと」が、
僕の最大のモチベだと思うんだよね。
そのために、
思った瞬間に文字になることはとても大事で、
そのためには、
打鍵感が純粋になるといいぞ、
ということがわかってきている。
あと、
なぜかこれまでの最速記録が膝上システムだったことで、
この謎を解きたい。
最近1650とかは出ても、
あの時の1980という飛び抜けた数字は出ないので、
たまたま(書きたいことが猛烈に溢れ出た)か、
計算ミスを疑っている。
ただ言えるのは、
太もものクッション効果は案外良いのでは?
という仮説。
このアクリル板を机の上に載せてるときより、
太もも上のほうが明らかに打鍵感がよくなる。
俺の太ももの脂肪が、衝撃を拡散吸収してるのかね。
記録を出したのはナイロン製のお盆だったから、
木よりも樹脂のような「たわむ」性質のもののほうが、
いいかも知れない。
ということで、
とりあえず1700〜1800あたりを目指して、
テストしていく。
2023年01月31日
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