勿論ストーリーの中でもそうなのだが、
これはつくるときの話。
自分に要求する。
「ここから3P程度で、
Aから無事脱出するものを書け。
やり方は問わない」
とか、
「ここから二人が付き合うことになったきっかけを書け。
やり方は問わない」とか、
「ここから二人が付き合うことになったきっかけを書け。
ただし印象的でキュンとさせよ。
やり方は問わない」
などだ。
条件を厳しくすればするほど難易度はあがる。
無理そうだったら、
条件を緩くしてもいい。
ミッションインポッシブルみたいなことだよね。
これから書くべきことを「指令」とするのだ。
これは、自分の中の甘えを捨て去るためにある。
条件設定しておかないと、
甘えた原稿になる。
「だって難しかったんだもの」と言い訳しがちだ。
そんな言い訳してるものが、
他人を楽しませられるはずがない。
ここでどうしてもキュンとさせたいのに、
キュンが思いつかずに、
適当に流してしまうのは良くない。
でも人は言い訳して流してしまうものだ。
だから、
「その指令を満たしてない、やり直し」
と、もう一人の自分に監視させるのである。
書く前にそれを決めなければ、
計画通りのことが出来なくなる。
ライブ感とかいう人は、
この苦しさから逃げて、言い訳してることがとても多い。
なので、
計画通りにすべてをこなすならば、
自分に命令することだね。
三題噺の経験は、こうやって生きる。
とにかく、やり方は問わない。
何をすればいい?と聞く自分に、
全体を見ている自分が指示を出せ。
指示を受けた自分は、
うんうん唸って考えて、
自分のOKの出るものを出しなさい。
もし必要なものがあれば、
いくらでも捏造することだ。
今より前のシーンに欲しいものがあれば前のシーンを書き直し、
あとに残したものがあればあとの自分に託せ。
なにせ指示を出したのは自分だ。
無茶な指示だろうが優しい指示だろうが知らない。
その指示に、期待以上の答えを出してやれ。
やり方は問わない。結果だけ出せ。
2023年03月06日
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