設計する人にとっては当たり前なのかも知れないけど、
実物大三面図を描くことは、色々な知見をもってくる。
バビロンのさらなる進化型を設計し始めた
(天キーに間に合わせたい)のだが、
多分一回プリントすると2〜3万円するので、
プリントは2回くらいに抑えたい。
ので、ああでもないこうでもないと、
何度もスケッチを重ねて考えている。
で、そろそろかなあと思って、
実際に三面図を描いてみると、
バグがたくさん見つかるわけ。
ネジが入らないとか、
ここは組み立てが出来ないとか、
180度曲がる予定が、この形だと90度までしか曲がらないとか、
摩擦が足りなくて関節が滑りそうとか、
畳めないぞここ、とか、
強度足りなくてたわみそう、とか、
重そうだから軽量化するべき、とか、
重心がこれだとひっくり返らないかとか、
折り畳んだ時の限界とか、
全部実物大だから実感できることがある。
頭の中で妄想してる、
勝手に都合よく補完されてる部分が、
現実に晒されて、
作動不良ないし組み立て不可能ないし、
重すぎ強度不足なんかを、
俺に突きつけてくるわけ。
プリントしてからわかるバグのようなものを、
事前に俯瞰できるんだね。
とくに今回は、
ねじ止めして可動するところが三箇所あって、
それがキーボードの打鍵に耐えられるの?
振動しない?ってことが課題になってて、
最終的にはプリントしないと分からないが、
これまでの経験則の感覚も使えるので、
何回も三面図を描いては、
検討し直してる感じだ。
今のところオシャレデザインにはなってないので、
機能デザインが終わったら、
ちょっとはオシャレしたいなあとは思ってるが、
無骨なままも見たいなあ欲と戦っている。
プリントには二週間はかかるだろうから、
天キーまでに2回プリント間に合わないかもなあ。
一発で決められるだろうか?
そう思うとプレッシャーが…
2023年02月07日
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