怪物つながりで思い出したこと。
吸血鬼は伝染病の物語化とよく言われる。
・日光に弱い(殺菌)
・ニンニクに弱い(殺菌)
・銀の弾丸に弱い(銀には殺菌力がある)
・炎に弱い(殺菌)
・鏡に映らない(ウイルスは目に見えない)
・コウモリを伴う(媒介者)
・吸血鬼が噛むと吸血鬼になる(伝染)
・聖水に弱い(これは信仰しか頼るものがなかったからだな)
などは、コロナを経験した我々には、
あまりにリアルにわかるスペックだ。
で、最近知ったんだけど、
・川を越えられない
というスペックがあるんですって。
へえ。
中世の人は、
流れる川ごしには、伝染病は来ないことを、
経験的に知ってたんだね。
妖怪は、奇形や不具者の物語化、
という話もある。
「理解できないもの」に面した時、
我々はそれを物語として理解しようとする。
つまり、
あなたが新しい物語を書きたければ、
新しい「理解できないもの」をさがして、
それを面白い擬人化をするといいんじゃないか。
2023年02月16日
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