2023年02月19日

【薙刀式】「ということで」が僕の思考速度を超えている

打鍵速度の向上(最近の物理キーボードの工夫)によって、
薙刀式で打つ「ということで」が、
僕の思考速度をほぼ毎回超えていることに気づいた。


()を同時打鍵として、

DKLVD(EJ)

の運指で、2度のアルペジオを含み、
人差し指中指中心なのでとても高速だ。
エディタの印字速度が遅く感じる程度のワードになってきた。
多分半秒くらいで打っている。
ここだけ競技タイピング(秒10カナ)並の速度になってるのか。


そもそも、
「ということで」
という言葉は、時間稼ぎの言葉である。
それを言っている時間を使って、
次に何か書くか考えるわけだ。

つまり「あー」とか「えーっと」とかと同じ、
間投詞?の役割をする。
英語ではfillerっていうんだって。

私は発言権を有しているが、
沈黙すると発言権が他に移ってしまうため、
発言をなんでもいいから続けることで、
発言権をキープしようという役割だ。
まだ言いたいことがあるが出てこないが、
言うのは続けさせてくれ、
的な言葉だと思われる。

で、
そもそも打鍵速度が上がって、
思考より速く打てると、
時間稼ぎの意味ないやんけ、ってセルフツッコミをした、
というのが本題だ。


これが進むとどうなるか?
という思考実験。

「思考としてまとまっていないものが、ダダ漏れする」
が起こるのでは?というのが仮説だ。

脳がなんか発火する→脳内でネットワーク化して、
思考としてまとまる→指がそれに追随する
ことで書くことが行われるとして、
二番目の整理するプロセスをすっ飛ばして、
「思ったことが字になる」になりがちでは、
ということ。

最初に「あ」と思った断片は、
まだ思考の形態を取っていないのに、
その断片のまま字になってしまう、
という危険があるのでは?

と思ってしまった。
つまり、支離滅裂言葉が、叩きつけられる可能性。


字を書くのが遅いときは、
まとまった思考を脳内でキープできる時間が限られていて、
時間切れで蒸発してしまっていたことが残念だった。

しかし打鍵速度がとても速くなり
(タイピング比でいえば3倍、
「ということで」でいえばその倍)、
まとまった思考以前のものが出てきてしまう現象に、
遭遇している感覚。

なるほど、
高速打鍵の先には、こんな現象があるのか。



創作の世界では、自動書記という現象がある。
書いても書いても止まらなくて、
どんどん文章が繋がっていて、
止めてほしいのにそれを書き終えるまでは止まらないやつだ。
狐憑きとも、創作の神が来たとも言える、
「手や別の人格みたいなものが勝手に書き続ける」
現象だ。
これを年に一回神がかったという人もいるし、
一日何回かあるという人もいる。

高速打鍵は、それを追い越している気がするんだよね。
手書きだから追いつかない、みたいなことだったのに、
高速打鍵すぎて、
神より先に手がいってしまい、
神待ちになる気がする。

神が「ということで」と考えに時間をくれと言ってるのに、
こっちはその倍の速度で書き、「はよ」と言ってしまう。
そりゃあ神は臍を曲げてどっかいくわな。


さいわい、そこまで高速なものは、
いくつかのワードに限定されるが、
神の領域が少し見えたので、
非常に興味深いなと思ったので記録しておく。

おもしろいこともあるもんだ。


僕はたぶん頭の回転が他の人より速いみたいだ。
京大にいた頃はみんな大体同じだったんだが、
象牙の塔から出てくると、
おや、と思うことがたくさん増えた。
なぜ気づかない、みたいな感じ。
あー自分は回転速いのね、と思って、
鷹の爪を隠してきたんだよね。

で、自分の手ならギリその速度感で、
qwertyがそれより遅くてイライラして、
最近薙刀式で手をこえて、
頭の回転を超えるところに手をかけた、
という感じか。


コピー打鍵2500字/10分あたりが、
現在の人類の最速だけど、
その文章を考える速度ではない気がするんだよね。
(読むのは当然もっと速いから、
インプットとアウトプットの速度差がかなりあるってこと)

ということは、
僕の頭の回転はそれより遅いと。
「ということで」だけだと2500並に一瞬なって、
指が先にいってしまうんだなあ。


最近やたらと悪運指にイラつくことがあり、
それってこのトップスピード比較なのかもね。

で、俺は何がしたいんだろう?笑
ボトムスピードを上げないと、
次の領域には行けないのだろう。
posted by おおおかとしひこ at 10:09| Comment(4) | TrackBack(0) | カタナ式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
凄い領域ですね...。

「ということで」だけは敢えてゆっくり書く、あるいは敢えて分割して書く。とするとまた違う感覚になりますか?
Posted by かみだい at 2023年02月19日 12:32
>かみだいさん

というか、「ということで」では時間稼ぎにならないので、
使わない文章になってるなあ、という感じですかね。
だったら指を動かさずに考える、みたいな。笑

もちろん、文章のリズム上「ということで」がある方がいいときは、
ゆっくり書いたり分割して書くかもです。
とりあえず「ということで」と書いて考えたろ、
という部分が消失していますね。


最近流行の?「知らんけど」も、
言いやすいから流行ったんだと思います。
口をついて出やすい言葉、みたいな。
だから薙刀式が速くなってきた中級者は、
「ということで」を連発したくなるのではないでしょうか。笑
Posted by おおおかとしひこ at 2023年02月19日 12:59
なるほど。書きやすさの向上に伴ってアウトプットが変わるのはまさに薙刀式の目指す姿ですね。
Posted by かみだい at 2023年02月19日 14:40
>かみだいさん

こういうワードがどんどん増えてくるとどうなるんだろう、
というのはまだ見えてない所ですね。
手の速いタイパーでも、
結局考える速度に落ち着くらしいし、
その辺はこの先のようですが。
Posted by おおおかとしひこ at 2023年02月19日 16:07
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