色々いじっている。
でもこれって使い方依存なので、
各自自由に、でもいいと思う領域。
ずっと悩んでいるのは、
「カッコ開き、カッコ閉じ、確定、一文字戻る」
系を使った後。
たしかに書き始める時は超便利なのだが、
カッコの中を書き終えたとき、
どう閉じカッコの先へ行くか、
の最適な動線が見つからない。
図に書くと、カーソルを|で示すと、
「………今書いてる部分|」
ーーーーーー
のようになってる時に、」を飛び越えたい、
という欲求だ。
単純に確定してカーソルキーで動けばいいんだが、
その二手を一手にするのが、
マクロたる編集モードのするべきことだよね。
・確定して次文字
・(確定なしの)次文字(これはただのカーソル)
・確定してエンド
・確定してエンド、改行(セリフ終わりで次行)
・確定してエンド、改行、「」一文字戻る(セリフの次のセリフ)
・確定してエンド、改行、空白(セリフの次の地の文)
・上三つの確定なしのもの
(「」の中が確定して終わらない時のマクロ)
などがあると便利だと思い、
取捨選択やその配置の妙を工夫してきた。
特に僕は脚本や小説をやるから、
人物のセリフが、こうしたブログ文に対して大変多い。
文庫一冊、13万字程度の小説で、
3000回程度セリフがあった。
その度に閉じカッコの前で、確定、次の行の操作をするよりも、
1アクションで次にズバッと行きたくなる。
今回の工夫では、
ずっと定番だった、
V位置の「確定、次の文字」(エンター→)
をやめるという決断。
これの代わりに、
「確定、エンド」で十分では?
と思ったんだよね。
多少不具合は出るのは許容として、
その代わり編集モードがひとつ増やせるメリットの方がでかいと感じた。
そもそもこれが左手にあることも気持ち悪かった。
まあ1面右側の完成度が高く、
そこにこの機能を入れ込むことができなかったからだ。
2面右に入れることも検討したが、
2面は選択や行移動なので、それも変だし。
カタカナ変換やひらがな変換を削ってまで入れるのも変だ。
ということで、「確定エンド」に集約することにした。
これが不具合を起こすのは、
すでに書かれている原稿に挿入するときや、
「」の中の『』の中を書き終えたときなど、
「」がネストをしているとき。
まあそこは我慢してくれや、と妥協した。
確定、次の文字と2段階操作でええか、みたいな。
これはそもそも「確定、次の文字」を導入する時に、
やはり単独機能であったほうがいい、
と思ってそうしたのだが、
右手に入れるところはなく、
やむなく左手側に持ってきた経緯がある。
これをなくすことで、
小説マクロと脚本マクロの数が、うまく揃うんだよね。
もっとも、小説も脚本もやらない人や、
どっちかしかやらない人もいるから、
そこは適宜改造してね、「確定、次文字」も復活していいよ、
くらいの緩い感じで見ている。
マニュアルには、
「便利だったけど採用しなかったアイデア」集をつけてもいいかな、
とも考えている。
小説マクロ、脚本マクロがごそっとなくなれば、
記号を増やしたりマクロを増やしたりできるしね。
「開きカッコ閉じカッコ一文字戻る」は大変便利なのだが、
それの負の面であるところの、
カッコの中身を書き終えた後の合理的な挙動まで、
議論されていないと思う。
プログラム用エディタでは、
カッコの中を書いてる時は、対応する閉じカッコをハイライトしてくれたりする。
ネストが何重にもあるのが普通なので、
そうした仕掛けはうれしい。
だけど、そもそもカッコの中は英数字なので、
確定とかいらなくて、
ふつうに→で外に出ればよかった。
日本語の場合、確定の1アクションが面倒なんだよな。
「次の文字を書くと自動確定」は、
閉じカッコを後ろに背負ってると使えないしな。
かつては、
このことを考えるのがめんどくさくなり、
ええい開きと閉じはバラバラに都度入力しろや!と、
「開き、閉じ、一文字戻る」を捨てたこともある。
でもあると便利なのよね…
あとカッコ類の記号数が半分になるから、
他のマクロを増やせるメリットもあるし。
この、
「開き、閉じ、一文字戻る」を見つけたのは、
新下駄の記号部分が初めてだった。
新下駄使用者が積極的に使ってるのは見たことがない。
「地味に便利」程度の感覚なんだろうが、
その人がカッコの中を書き終えた時にどうするか、
までは議論していない。
なので多分、確定、カーソルをやるのだろう。
通常の、
カッコ開く、確定、中身、カッコ閉じる、確定
のアクションと、
カギカッコマクロ、中身、確定、カーソル
のアクションでは、
1アクションしか変わらない。
端っこの「」に手を伸ばすよりは楽、
しかも一手得、というくらいが利点。
カギカッコマクロ、中身、確定して外
に僕はしたいんよね。
選択範囲の前後に指定したカッコを挿入するマクロも結構気に入ってる。
あとでふりがなつける時も便利。
ただ、キー数が足りなくて、
「選択範囲の前後一文字を消す」の採用は見送った。
結構便利だったんだがなあ。
日本語は確定操作があるぶん、
こうした文書編集のアクション数が増えると感じる。
「記号はあとで」と、臭いものに蓋をし続けてきた、
日本語入力の闇の部分だと思う。
手書きではむしろ、
文字を書くより簡単な記号で、
中身を分かりやすく分割するためのものだというのに、
タイピングでは、小指伸ばしなどの、
より難しいものに当てられている。
この逆転現象を吸収したいんだよな。
(手書きに近い役割にするなら、
親指単打に記号をたくさん割り振ればいいのかしらね。
でも親指はそんな器用じゃないよなあ)
2023年02月22日
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