天キーで驚いたことがある。
ブラインドタッチ(タッチタイピング)率が、
天キーというキーボード感度の高い人が集まってたにも関わらず、
10%程度だったこと。
これは普及の障壁になるなあ。
「30キーのタッチタイピング」
という聞き方で混乱した人もいたかも知れないが、
そもそも文字部分が5×2×3=30
という認識すらないかもしれないなあ、
などと思う。
ちなみに40キー行ける人も3〜4人ほどいて、
なるほどと思う。
強者はあくまでも強者だ。
さて、
「配列を変えようぜ」なんてことを普及させたいときに、
まずは「そもそもブラインドタッチができない」
というのは大きな障壁だろう。
さる調査によればブラインドタッチ率30%だったが、
昔の調査であると考えると、
現在10%程度に低下してると考えることもできる。
もちろんそれは、
・ブラインドタッチ効率の悪すぎるqwertyローマ字
・そもそも直感に反するロウスタッガード物理
の二つの要因が障壁だと考える。
格子配列を使い、
以下の配列を使えば、
ブラインドタッチなんて1〜2週間でいけると思う。
以下、
ブラインドタッチごとマスターするとして、
適する配列をピックアップしてみるか。
・つばめ配列
中段しか使わないローマ字。
法則をマスターするのがちょっとややこしいが、
10キーしか使わないってすごいよね。
・Phoenixかな配列
2段、20キーしか使わないローマ字。
つばめ配列よりキー数は使うが、
より使いやすいだろう。
左右同時押しばかり強調されるが、
普通に順押しでも使えるので、
「2段ローマ字」として考えると、
ブラインドタッチごとマスターするには、
これから始めるのが楽かもね。
・ローマ字系配列
けいならべ、大西、tomisukeをあげておくか。
どれも左右に母音と子音を分けていて、
概念的に整理がしっかりしている。
・よだか配列、かわせみ配列
ローマ字とカナを同時押しで融合した感じの配列。
同時押しが嫌いでなければおすすめ。
以下、純粋なカナ配列。
・新JIS配列
センターシフト版で覚える方が良い。
単打面とシフト面の、2面なので覚えやすく使いやすい。
だけど運指にやや難があり、
ものすごく良いとは言えない。
・月配列
色々なバランスを考えるとまあこれかなあ。
多少の欠点を内包しつつ、
マスターしやすさとかの総合面で優れると思う。
・薙刀式
色々な同時押しが苦手でなければ、
最もおすすめしたいところ。
運指効率は、この中で一番いいと自負します。
そもそも打ちづらいQTYを使わないから、
「30キーのブラインドタッチ」からは、
厳密には外れてる。笑
これらの配列のマスターよりも、
qwertyローマ字のブラインドタッチのマスターの方が、
難易度が高い、と僕は主張しよう。
根拠は僕個人の経験則。
日本人がキーボードを使えないのは、
かなりの生産的な損失だと思う。
IT化推進させたいなら、
ハンコを廃止してないで、
デジタルの読み書きを推進させなよ。
その時に、
qwertyローマ字とロウスタッガードは、
最大の障壁になると僕は思っている。
あんなのすてちまえ。
さっさと自作キーボードに手を出して、
何台か壊しながらマスターすればいいんだよ。
そこに10万円以上捨てることになっても、
qwertyローマ字とロウスタッガードをマスターするよりも、
価値があると思うよ。
たぶん、
多くの日本人にとって、
書道で初段を取るよりも、
qwertyローマ字+ロウスタッガードのブラインドタッチを、
600字(変換後)/10分のほうが、
はるかに難易度が高いとすら僕は思うね。
文字を書くことに対して、
デジタル日本語入力システムは、
まったくもってダメだ。
なので、格子配列キーボードを手に入れる、
または上の配列をやってみると、
あたらしい世界が開けると思う。
2023年03月05日
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバック