2023年03月08日

【薙刀式】良い文房具の条件

HHKBについての記事を見て思ったんだけど。
https://ninthsky.hatenablog.com/entry/hhkb_campaign

良い文房具ってさ、
10年20年単位で不変でないと困るよね。


そのへんのキーボードって、
壊れて同じものが欲しいと思っても、
まず再販がないんだよね。

電化製品の宿命だろうか。
設計→量産→在庫→売り切り、
次のモデルの設計→…
という、再販なしのビジネスモデルで、
少しずつ進歩していくことのメリットはあったが、
同時に、
名作をこのループの中に埋もれさせてしまう欠点があった。

名作は名作で定番化するべきだ、
という流れと、
そのための体制はつくってない、
という流動的なこととの、
綱引きがメーカー内にあるのだろう。

富士通系列は、
なんとなく定番化派閥が強い感がある。
そのことで、十年一日で進歩が止まってるような感覚もある。

その中で、
HHKBは特異的にブランドとして確立して、
20年くらい?
同じモデルを売り続けている、
定番老舗みたいなことになっている。

万年筆とか文房具では珍しくもないが、
キーボードでは唯一無二。
それとリアルフォースくらいかな。

やはり静電容量無接点の寿命の長さが、
サイクルの長さと関係するのだろう。

メカニカルはなんだかんだいって数年で終わるよなあ。

ちなみに僕のMiniAxeはホットスワップしまくってるので、
スイッチ故障はないなあ。
基盤も全然問題ない。
5年くらい毎日使ってるけどびくともしてない。
ケースとか色々変わってるけど、
最初に半田付けしてからこんなに持つものなんだね。


こんな風に、
名作老舗があってもいいと思う。
自作キーボードでは、
コルネとHelixが殿堂入り?
60%は何がそれかな。決まってないか。
僕はMiniAxeはNY美術館に飾るべき名作だと思うが、
使いこなせる人が少ないので、
そこまで老舗になれるかなあ。

20年後、キーボードはどうなってるんだろう。
いくつかの名作は、HHKBのように、
定番化して老舗として残って欲しいね。

長く使える文房具って、
同じものがずっとあり続けることだと思うよ。

僕のお気に入りのペン、
ぺんてる中性青は、
30年くらい使ってるブランドで、
デビュー時から同じモデル。(数回改良があったと思う)
100本じゃ効かないくらい潰してるか。
1000本?1万いく?

月1本消費くらいかな。
年間1440円のサブスクと考えると、
10年3万円のHHKBは割高だなあ。


かぎざら屋さんには、
是非HHKBのようなロングテールで頑張っていただきたい。

薙刀式はどうだろう。
論理配列的には骨組みはもう決まってて、
瑣末なところの改良は続けてるから、
老舗化してきたかなあ。
10年20年たって、
どうなるかは誰もわからない。
でもそれくらい使える配列だとは思うけど。
posted by おおおかとしひこ at 09:52| Comment(0) | TrackBack(0) | カタナ式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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