これはとてもよくあるシナリオのミスで、
つまりはメアリースーを呼ぶミスである。
以下ネタバレで。
今回の本郷は碇シンジと同じだった。
綾波と似たようなツンデレ、
似たような髪型、
似たような人造人間の、
ヒロインがいた。
チャラ男で、シンジと真反対の性格、
カヲルとそっくりの役割の、
一文字隼人がいただけだ。
結論は融合。
中身がシンジで、
外面やコミュ力がカヲルなのが、
庵野の理想ないし現実なのだろう。
ゲンドウなどの大人がいないエヴァ、
といっても間違いないキャラクター配置だった。
小うるさいアスカがいなかったのは、
仮面ライダーで当てはまるキャラがいなかったからだろう。
電波人間タックルがいれば、
アスカ的な性格にされてたかもね。
自分を主人公にすると、
無意識が出る。
抑圧する大人たちのいない楽園で、
カヲルの外面を被った、
ヒロインと融合した、
コミュ障で優柔不断な中身の、
最強の力を持つ人格になりたい。
これがメアリースーでなくてなんだろう。
馬鹿馬鹿しくて批評する気にもなれない。
これらを成立させる為の理屈が、
プラーナとかハビタットとかの、
ビジュアルすらなかった空疎な人類補完計画。
なんという焼き直しか。
自分を主人公にするとこうなるんだぜ。
アニメだと誤魔化せる。
実写はモロで、痛々しい。
2023年03月26日
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