2023年03月30日

人は思考の内容ではなく、場所などのイコンで記憶している説

さっきコンビニで、
入ったところに歯磨きがあって、そういえば切れてたなあと思いながら、
目的のものを取って、
「さっき何を思ったんだっけ」と思い出せなかった。

で、「さっきの場所に戻ろう」と入り口まで戻った時、
ああ、歯磨きだわと確認する。

これはほとんど無意識で行われているが、
「もう切れかかってる歯磨きを買う」が、
「入り口」というイコンにリンクされたわけだ。

つまり、歯磨きという思考が、入り口という絵に圧縮される。

こうした、線の点による圧縮が、
日常的に行われることで、
我々の脳の思考領域が確保されるのではなかろうか。

つまり、うまく線を点で象徴できると、
ストーリーは印象的=記憶に残りやすく、
思い出しやすいものになる。
名場面とはそういうことだ。
posted by おおおかとしひこ at 22:18| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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