2023年05月01日

人類のバグ、泥舟(「聖闘士星矢Beginning」評11)

2ちゃんは匿名だから正直だな。
> 半導体のやつと同じで無理だって言うやつが次々抜けていってこれ行けるぞって主張するやつだけが残った結果やぞ

これが日本のプロジェクトが、
「なぜ無茶だと思うのに実行されるのか」の答えだよな。


風魔のドラマ化なんて無理やろ、と思う人たちに、
僕は第一話の脚本を書き、行けると思わせた。
聖闘士星矢の脚本の第一稿は知らないが、
あの状態なら無理だと誰もが思わないと、
泥舟は進むことになる。

制作費は6時間半1.3億と2時間77億の差だけど、
ビジュアルの金の掛け方(見た目の安っぽさ)は桁が二つ違うけど、
出来の可否は誰でもわかるだろう。


映画の全ては企画じゃない、脚本で決まる。

宣伝は企画で決まるが、映画の出来や満足は脚本で決まる。
企画で進んで、脚本で進まないからこうなる。
そして脚本を読める人は、とても少ない。

脚本を読める人が出資側にいないから、
企画(ガワ。この場合大人気漫画アニメ原作、
ハリウッド製作なのに日本人主役、など)で、
制作が決定して泥舟が出航してしまう。
出航したが最後止められない。

これは人類のバグではなかろうか。
脚本の読み方を、教えてやりたい。



まあここの脚本論全部読めや。
一年かからんやろ。
posted by おおおかとしひこ at 12:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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