KIHで僕がMiniAxeを触らせたせいか、
tkenさんがLPを買ったり、岡さんも興味津々だったりするようだ。
とはいえ、いきなりqmkをコントロールするのは難しいので、
初めて触る人向けの話を書いておく。
【配列はまずはqwertyデフォルトにしといて、
エミュレータで配列を変えると楽】
自作キーボードの魅力はもちろんqmkファームウェア内に配列を格納できることだけど、
これはある程度cを読み書きできて、
ファームウェア独自の文法や仕組みや、
ファイル構造を把握しないと難しい。
なので最初から無理せずに、
qwertyキーボードを、
エミュレータにより別の配列に読み替える、
という「いつもの手段」を使うことをおすすめする。
そうじゃないと、
自作キーボード勢の中でも配列変更はかなりマニアックなため、
経験者がほとんどいないからだ。
多くの人はqwertyは変えず、
機能キーの変更から手をつけて、
この動線が便利だぞ、と満足している。
まずその面白さからだね。
プラス、エミュレータで配列変更が楽だね。
【コンパイル環境について】
MSYS2という環境を整えて、
makeすると良い。
とはいえ、これ何をやってるか僕は理解してない
(UNIXとかと同じなのはわかる)ので、
これは各自調べられたい。
呪文を使うだけで環境を整えて書き込みまでできるので、
https://qiita.com/cactusman/items/ac41993d1682c6d8a12e
を参考にされたい。
ただ、最新のqmkってバージョンの破壊的変更をして、
昔のキーコード(KC_ではじまるやつ)がいくつか変更になったはず。
デフォルトキーマップが昔のバージョンのやつは、
最新のに合わせないと動かなくて、
たぶんMiniAxeは昔のバージョン。
(僕は面倒なので昔のqmkでコンパイルしてます)
【ファイル構成】
defaultフォルダをまるっとコピーして、
usernameフォルダにして、
その中をいろいろいじる。
デフォルトなくしちゃったらめんどくさいし。
そこに色々なファイルが散在してて、
それらを統合してコンパイルすることで、
ファームウェアに書き込まれる。
特にいじる3つについて。
keymap.cがキーマップの本体。
ここに、レイヤーとかマクロとか、
特殊なことをやりたければ書く。
config.hには、
TapとHoldのオプションを書く。
Tapping_termの定義とか、
permissive_holdオプションの有効化とか。
rules.mkには、
マウスキーの有効化とか、LEDの有効化のスイッチがある。
yes, noだけでオンオフできる。
キーボード以外の要素のコントロールと思うとわかりやすいかな。
実際、これは慣習にすぎなくて、
統合コンパイルすると一緒になるんだけど、
まあ守っときゃ混乱することはないと思う。
他人のキーマップを探して
(キーボード名 keymap.cとかで探せる)、
動いてるやつを参考にするとよいと思われます。
あとは、
qmkのドキュメント(英語)を、
興味のあるところから、
一個ずつ読んでいくことになるので、
僕は一部しかわかってないです。笑
くわしくは偉い人に聞いてください。
あ、そうそう、
僕はプログラムを書くためのエディタすら持ってなかったので、
最初はメモ帳でやってたけど使いにくいので、
Meryを使ってます。
プログラム用のモードがあって自動で色変えてくれるし。
まあいじれればなんでもいいはず。
(ためしにwordでやったらフォントが糞でわらった)
2023年05月06日
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバック