2023年05月10日

君がいた夏は

ジッタリンジンといえば「あなたが私にくれたもの」だけど、
「夏祭り」も大好きだよね。
カバーの方が有名になっちゃったけど、
80年代後半、バンドブームの真っ只中の名曲だ。

それに女の子側から見たアンサーソングがあるって初めて知った。
これはエモい。
好きだって言ったら壊れそうな、
そんな気持ちをうまく花火にまとめてて最高です。
https://twitter.com/pantovisco/status/1655433714229448704?s=20
これ男女でカラオケで歌ったら、
付き合っちゃうよね。

同じ風景を見てるんだけど、
少しずつ見てるところが違ってて、
でも横顔はずっと見てて、
最後に同じものを見て同じ気持ちになって。
でも同じ言葉を使わずに同じ気持ちを表してるところが、
素晴らしい詩の力。
ほろ苦き名作ラブストーリー。

ちなみに、こういうのも劇的アイロニーに含まれます。
登場人物の知ってることと、観客の知ってることに差異がある。
観客は全知の立場だけど、登場人物はお互いの気持ちを知らない。
だからすれ違いを楽しむことができる。
ああ、俺たちもそうだったと。
これが感情移入の力です。
posted by おおおかとしひこ at 17:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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