格子配列は幾何学的である。
そして左右対称である。
そこがよい。
おすすめは左右分割と組み合わせること。
手はハノ字になりたがるので、
一体型格子配列だと逆に手が窮屈になる。
tkenさんがMiniAxeLPを導入して、
色々いじってて興味深い。
最近のqmkの動向は知らないけど、
makeで僕はいつもファームを焼いてるね。
僕はリセットをLower+Raise+QとPと両方に置いてます。
(片手だけ書き込むテクニックもあったりするので)
で、格子配列に関する、
ロウスタッガード側からの感想が面白くて、
こういうのは慣れちゃうと忘れるから、
記録しておく。
> 格子配列、自分で所有して使ってみるの初めてなんだけど左手の感覚がずいぶん違う。
僕は、
「ブラインドタッチするのは左手がきつい」
とロウスタッガード時に感じていて、
「ようやく落ち着ける左手が見つかった」と、
格子配列を触った時に思った。
それだけ、左手をロウスタッガードが歪めるのではないか?
僕は足が幅広なんだけど、
子供の頃は「幅広の靴」というジャンルがなくて、
ここ10年くらいじゃない?幅広の靴が普及したのって。
それ以前は自分に合う靴がなくて、
合う靴を見つけたら廃盤で、
というのを転々としてきた。
もうそれが嫌で、柔軟に広がるカンフーシューズを、
ずっと履いている。
その窮屈さを、ロウスタッガード+標準運指に感じていて、
つまりはロウスタッガードは纏足に思えていたんだよね。
左手を反時計に完全にねじると痛いから、
無意識に腕を外旋して、
小指側を下にして構えていた。
この微妙なねじれが、
多分僕の思考を解放させなかった苦痛だった。
格子配列にすると、
それがなくなる。
やっと自由に遊んでいいよ、
と言われた感じになったな。
ブラインドタッチが普及しないのは、
そもそもやりにくいロウスタッガードのせいじゃない?
1/4、1/2とずれ幅も飛んでるし、
こんな変な形、日常に他になさすぎるでしょ。
これを「できる」という人は、
僕は嘘だと思うんだよね。
格子配列でqwertyを打ってみればわかるけど、
手が素直な動きだから、
余計に論理配列の歪みを強く感じる。
qwertyの歪みを感じないのは、
それより歪んだ物理キーボードを使ってるからかも知れない。
たまたまその歪みが気にならない、
感度の鈍い人か、
感度が鋭すぎて適応できる人しか、
qwerty×ロウスタッガードの歪みを、
受け入れられなかったんじゃないかな。
それが日本人の30%ってことだ。
僕は背骨が歪む椅子に座らされている感じで、
大変苦痛で、
自作キーボードに出会ってやっと解消した。
hhkbもNiZも、ロウスタッガードの範囲内ではいいキーボードだけど、
「ほんとうにいいキーボードか?」と考えると、
背骨を歪ませないことのほうが、
僕にとっては本質的だということに、
格子配列を触ってやっと分かった感じ。
そう、
「その形はよくなかったんだ」
「この形の方がいいんだ」って、
触って、しばらく使わないと分からないんだよね。
そこが道具の難しさで、
おもしろさでもあると思う。
遊舎工房にはたくさんの物理レイアウトが展示されてて、
「さわれる」ことが最大のメリットだ。
実際に触るまで理解できないことって、
沢山ある。
キーボードは触覚の道具だ、
と僕は思う。
写真や動画じゃわからないところが、
暗黒大陸のように広がってて、
そこにみんな今冒険中なんだよね。
遊舎工房にしばらく通って、
大体わかってきたなと思う頃、
自作キーボードイベントがあって、
遊舎じゃさわれないタイプのものが、
全国から集まってくる。
これがまた格別。
「さわるイベント」というとHな感じしかないが、
文房具は触覚の道具なんだから仕方ない。
ロウスタッガードに話を戻すと、
格子配列からロウスタッガードに戻った時に、
左手の違和感は慣れたんだけど、
今は逆に右手の微妙な斜め感に慣れないんだよね。
P/あたりが全然距離感が変わる。
ロウスタッガードは右手も歪ませるんだな、
ということがよくわかる。
このこと一つとっても、
デファクトスタンダードを抜けられないのは、
人類のバグのひとつだろう。
それに付き合う必要はない。
自作なら作れるし、キットを作る同志はいる。
MiniAxeはたった36キーの左右分割格子配列で、
これがスタンダードになるべきだとすら思うよ。
それくらい、手の中に収まる素晴らしい道具だ。
ガンガン使って、他人に触らせて、
デファクトを崩していきたいと思っている。
「触らないと分からない文化」
というのが反ネット的で、なかなか興味深い。
2023年05月15日
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバック

