2023年05月21日

ダメな日にダメな部分を書く

僕は基本的に四柱推命のカレンダーを執筆に使っている。

12日周期でダメな日が3日ある。
これで休みを無理やり取って、
毎日書き続けて疲弊するのを防ぐ仕組み。

で、このダメな日は書かないことにしてるんだけど、
昨日書いてみたら面白い現象が。


ずっと出来の良くないパートがあった。
裏拍に入るボトムポイントの部分で、
なんかしっくり来ない。

で、
悪い日に悪いパートを書いてみたら、
逆にうまく行くのでは?
太陽の力ではなく、
月の力を借りて書いてみよう、
と思いついてやってみたら、
うまく行った。笑

間に6時間昼寝する事故?があったが、
書けるもんだ。


ちなみに四柱推命(細木数子)のやつは、
12日周期で3日連続だめな日があり、
陰影、停止、減退、と呼ばれて、
大殺界扱いだ。
とくに真ん中の日がひどくて、
何をやってもろくなことが起こらない日とされる。

これは、月、年にも応用されて、
僕は今大殺界の三年の中にいて、
たぶん何をやってもうまくいかない年の最後の一年だ。
(その12年前の大殺界は人生で最悪だったな)

四柱推命が合ってるかどうかはわからんが、
12日に3日休む言い訳をつくるために、
「今日は良くない日なんで…」と、
自分を納得させている感じ。


創作というのは偶然がたくさん作用してできるもの、
というのはなんとなくわかると思う。
ひらめきはいつどこで起きるか分からないし、
無意識の選択がカンとして働くこともあるし。
私が次に何を考えるかは、
ほとんど偶然といえる。

だから、まあ占いでろくな日じゃないなら、
ろくな偶然は起こらないだろう、
という、半合理主義なわけだ。


で、
ボトムパートの話。

ストーリーにおいて、
4つに分けた部分の3番目の、
大体真ん中あたりは、
ストーリーで一番失敗して、
酷い目にあい、
ろくなことにならないパートを描くことが多い。

ミッドポイントでかりそめの敗北
→ボトムポイントで最大に沈む(死の予感)
→一筋の光明を見出して最大の逆転へ(第二ターニングポイント)

という大きな流れの、
一番底のパートを担うことが多い。


その時に、陽の気で書くのではなく、
陰の気で書いた方がいいのでは?
という思いつきを実行してみたら、
意外とうまく行ったぜ、
という話である。


なるほど、
人間にはバイオリズムがあり、
これを可視化したのが四柱推命だ。
これで人生が決まると主張する。

ストーリーという架空の人生の中にも、
上げ下げ起伏があり、
それがストーリーのリズムをつくる。

そこにシンクロするために、
作者の上げ下げも合わせようという作戦。


これで、
偶然が起こるとして、
その偶然が占いとして事前にわかるとして、
その占いがある程度当たるとすれば、
その偶然をうまく利用できるわけだ。


「調子いい日は筆が乗るぜ!」
というのはプラシーボとして効果がある、
と僕は思っていたが、
さらに、
「調子悪い日は、調子悪いパートの黒さが書けるぜ!」
の逆プラシーボもある?
ってこと。

占いには自分に合うやつと合わないやつがあるので、
細木数子理論が万人に当たるとは限らない。
「これわりと当たるな」
というのがあれば、
「ダメな日にダメなパートを書いてみる」
という経験則は、
当たるかも?


もちろん、どんなにいい日に書いてもうまくいかない時の、
裏手段だがね。

神様にすがるしかない時に、偶然の引き出し方として、
使えるかも。
posted by おおおかとしひこ at 11:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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