というのがある。
シナリオ上、どこに入れてもいいシーンだ。
どこに入れると適切だろう?
どこに入れてもいいなら、
どこに入れてもいいんじゃないか?
と思うかもしれない。
ところが実は決まっている。
尺調整として使うべきだ。
たとえば一幕がぎちぎち30分の時に、
浮いてるシーンをそこに入れるわけにはいかない。
第一ターニングポイントが遅くなり、
すなわち、
センタークエスチョンの提示が遅れて、
全体が見えるのが遅れて、
同時にそれ以降が短く感じ、
食い足りない印象になってしまう。
だから、
入れるならば、短くて物足りないパートのどこか、
が正解になる。
その浮いてるシーンを入れなくても、
全体がスッキリするならばそれもよい。
それがあることで、
全体のテンポが整い、心のオアシスになったりするなら、
ある方が良い。
浮いてるシーンは、いわば埋め草だ。
いい位置に入れられると賑わいになるし、
不要ならば捨てるべきだ。
そんなシーンがいくつある?
沢山あるならストーリーが薄い可能性がある。
一つもないなら、息をもつかせすぎず、
箸休めがない可能性がある。
浮いてるシーンは、心拍数を落とすシーンだ、
と考えても良い。
たるくない所に置くと良い。
その基準が、全体の尺感できまる。
2023年06月25日
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