たまたま同じ日に二人が薙刀式を触り始めている。
Twitterから。
> そして、薙刀式の試運転していますが、まあとんでもなく、たいへん。
> 薙刀式(日本語タイピングに特化したキー配置)に興味があるけど導入コスト高そうだな〜〜〜
> かろうじて「うらがある」を打つことができました
「全く新しいブラインドタッチの様式をひとつマスターする」
んだから、それなりのコストはかかりますわな。
「フリックの場所が全部変わります」
を想像すれば大変なことはまあわかるだろう。
でもそれだけのコストをかけても、
得られるリターンがあるからね。
それは動画でたくさん示している。
薙刀式 動画 でYouTubeで検索すれば、
40本近く出てくる。
僕はタイピングが下手な方だ。
qwertyローマ字だと、
530字(変換後)/10分しか書けない。
でも薙刀式なら1200〜1500ぐらいで書ける。
それくらい効率の良いやりかただ。
動画でスラスラ書いてるのは、
僕がタイピングの達人だからではない。
薙刀式がすごいからだ。
タイプウェルだと、
qwertyでBランク。雑魚も雑魚である。
これでタイピングの事を語るなレベル。
薙刀式だとSS。タイパーの入り口XJの一歩手前。
常人の中ではマックス速いくらいだ。
これは、僕がタイピングの才能があるわけではなく、
薙刀式というマグネットコーティングをしているからだ。
qwerty時代、
6000字の原稿のコピータイピングに、
3時間かかっていた。
1時間2000字ペースだ。
今なら、
1万字は2時間でいける。
1時間5000字くらい。
その程度に速くなる。
ていうか、楽になる。
楽だからオーバーヒートせずに、
ずっと書ける。
すべての人が1日1万字の処理をすることはないと思うが、
その作業を、僕史上もっとも速く楽にしたのが薙刀式だ。
もちろん、薙刀式でない、
別の配列でも到達可能かも知れないし、
もっと速くて楽なものもあるかも知れない。
複数のブラインドタッチを比較するのはかなり困難で、
色々触ってみることは大変長い旅になる。
人による相性も指摘されてるし、
僕に合わない配列はたくさんあった。
それでも、「うらがある」
(これが打てれば「うらがない」もすぐ打てる。
「うらから」「あう」「いる」「がいう」
「あるなら」「ないなら」「あらい」
「あらがう」「うらない」なども打てるね。
言葉とはこうしたネットワークのことだ)
の指の感じが気に入れば、
薙刀式は合ってると思うな。
(ちなみに()を同時打鍵として、
L.(FJ)JI
とかなり打ちやすい)
このコストは払うに値するか?
を見極めるのは、
やった事ないことならば、分からなくて当然だ。
「自転車に乗れるようになる」コストを、
やったことがない人が見積もるのは大変難しい。
七転八倒して血を流すのか、
スーッと行くのかは僕にも予言出来ない。
単に苦痛なら光明がなくて大変だけど、
「うらがある」の指使いが出来たときの、
指の合理的な動きを実感できたなら、
たぶん続ける勇気は出ると思うな。
薙刀式はいいぞ。
他の配列はわからないが、
「書く喜び」が結構あるんだよな。
動画で時々爆速でジャラッて行ってるところがそれ。
音だけ聞いてればわかる。
その言葉が結構よく使うフレーズで、
そのチョイスが薙刀式の爆速集合。
「かもしれない」とか、
「わからなくなってきた」とか、
結構多い文字でもズバッと行けるのが、
大変気に入っている。
この「たいへんきにいっている」もかなりいいね。
2023年05月30日
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