2023年05月31日
【薙刀式】my new gear...
机面よりも1センチ低い所にアームレストを置ける装置、
なづけて「-1レスト」。
全体図はこう。
3Dプリントを用いて、
クランプ式で机に取りつける。
持ち運びができて、どこでも使えることは、
これまでの空中庭園バビロンシリーズと同じ。
アームレストのイメージは、
机に手をついて使うときに、
前腕を机面よりも1センチ低い位置に置く、
ような感覚。
机面とまったく同じ高さだと、
単に奥にキーボードを置くことと変わりないが、
微妙に1センチ低いことで、
前腕が斜めになって、
肘の位置がちょうどよくなる、
という仕組みだ。
エルゴノミクスを考えるうえで、
肘をどこに置くか、
どう楽に置くかはひとつのテーマだ。
アームレストのある椅子がどこにでもあればそれで構わないが、
この-1レストは、
そういうものがないカフェや自宅でも、
ちょうどいい前腕の角度になる位置に、
前腕の置く場所をつくることが出来る。
渡す板は厚み1センチであればどんなものでもよいように作ってあるので、
肩幅以上のものを差し込むとちょうどいい感じになる。
僕はカツラの板を使っている。
手前をまるくやすりをかけているので、
柔らかい机の手前のへりに前腕を置いたような手触りで、
しかも前腕が微妙に斜めになることで、
手首を浮かしつつ机に置くことも可能という、
夢のような前腕置き場所が出来たのだ!
これはかなりよいので、
週末のキー部に持っていきます。
やっと進捗が出た。
疲れない打鍵姿勢とは何か?に、
ひとつの答えが出た気がする。
空中庭園バビロンや、
丹田前打鍵法では、
結局肘は体側につけることで、
肘の置き場所をつくっていたけど、
それは筋肉に無理をさせることになっていたと思う。
結局腕のような重いものを吊っている段階で、
肩やその他は疲れるのだ。
となると、
この重い腕を置くしかない。
それをいい角度で置くところ、という考え方である。
キーボードを手前に引くと完全に手首を浮かせられるし、
すこし奥に置くと、手首をつけつつかつ前腕もつける、
という角度をつくることが出来る。
あとは椅子の座面の高さや机の高さで、
ある程度ばらつきはあるものの、
調整可能な範囲で、
疲れない打鍵姿勢が作れるよ。
まじで楽なので、
キー部に来る人は触って下さい。
腕二本を置く場所なので、
相当ぶ厚め、丈夫につくったので、
レジンプリントで1・5万くらいかかってしまう。
それでもその価値のあるギアが出来たと思っている。
なんせかなりだらっとした姿勢でも使えるからね。
長時間の執筆のお供に最適だと感じている。
これから長期的に耐久試験をすることになるだろう。
この記事へのトラックバック
3Dプリントを依頼していたオールコンベックスキーキャップの親指用が今日届きました!
早速使っているのですが内側のキーを押す際とても押しやすくなっており感激です!
ただキーキャップをつけるためにスイッチを外したのですがその際、横方向に力が加わってしまったためかアクリルプレートが割れてしまいました…(^_^;)
アクリルプレートはうまく扱わないと応力がかかると割れやすいかもですねえ。
とくに親指近辺は端っこだから応力が集中しそうだな…
遊舎にはアクリルカットサービスもあるので、
図面自作して発注という手もあります。
僕はMiniAxeのプレートをノギスで計測してBlender上に再現してますね。
0.5mm単位とかなかったのでノギスは必要なかったけど、
自作キーボードやるなら一家に一台は小さいノギスでもいいから1mmより下を計測できるものがあると便利です。
ちょうどアクリルのセールやってると思うので発注してみようと思います。
POMが増えたから試そうかなあと思ってたところです。
アクリルより打鍵感が柔らかくなるという噂だけど、
たわむ量の少ないMiniAxeだと効果もないかもなあと思いつつ…
これもなにかのタイミングだと思って試してみましょうかね?
やったことないためよくわからないです…
1mmまでは定規でも測れますが、
それ以下の単位はノギスでないとしんどいです。
安いやつなら数百円で東急ハンズでも買えるので、
0.1mm単位で計測しないといけないものはノギス必須ですね。
ちなみにトッププレートは厚み1.6mm推奨(1.5mmでも妥協範囲)です。
1.5mmとか2.5mmとか普通に出て来る世界なので、
定規は厳しいかな。
モデリング自体やったことないため結構難易度高そうですね…
挑戦するかも含めてちょっと考えてみます!