2023年06月28日

【自キ】美濃焼ーキャップが打鍵感が良くなる理由は重さだったのか

かつて作って販売していた、
美濃焼タイルをキーキャップにするもの。
これを使うと、どんな安っぽいスイッチでも、
なぜか高級な打鍵感になることがわかっていた。

その時は美濃焼の手触りかなあなんて思ってたが、
今ならわかる。
質量は重い方がいい。


それはなぜかというと、
スイッチの振動の影響が、
質量が重い方がなくなるからだ。

キーキャップが軽いと、
底打ち打鍵、
戻りの衝撃の、
二種類の振動を拾いやすく、
意図しないビビリが発生する。

f=maであるから、
同じ衝撃fに対して、
mが小さいほどaが増える、つまり加速してしまい、
ビビリ振動になりやすいわけだね。

mが大きいほどaは減る、
つまり衝撃に対して動じにくくなるわけだ。


このことによって、
底打ちが安く伝わってくる軽自動車みたいな感じよりも、
衝撃に動じない、ベンツみたいな感じになり、
打鍵が高級になると考えられる。

ということはキーキャップの裏とかに、
鉛貼ればよくなるはず。
粘土を詰めるMODもあると聞くので、
すべて同じ原理に基づくものだろう。


遊舎さんのレンタルボックスに展示してある僕の初代MiniAxeは、
Gateron Clearという安っぽいスイッチに挿してある、
美濃焼ーキャップをいまだに触れる。
興味ある人は触ってみて。
キーキャップの重さと振動の関係を、
理解できると思う。


打鍵感打鍵感いうけれど、
まさか戻りの衝撃振動のビビリ、
底打ち時のビビリ(スイッチやキーキャップの共振)が、
問題になるとは思ってなかった。

これまであまり議論されていないということは、
重たいバネで隠蔽されてきた部分なのかもね。

軽いバネにしたい人は、
キーキャップを重たくすると、
ビビリがなくなり、
高級な打鍵感になる可能性がある。
chocの詰まらない打鍵感が、
これで変わるかもしれないな。
posted by おおおかとしひこ at 13:50| Comment(0) | TrackBack(0) | カタナ式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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