なんでもない日常に、
突然「ちがうもの」がやってくる。
驚き、
今まで考えてこなかった日常がそれでよかったのかと、
改めて疑いを持つ。
これは物語の始まりとしてよくあるパターンだ。
都会にブッシュマンがやってきて、
現代で当然とされていることは、
実は人間の本質としておかしなことなんじゃないか、
と素朴な問いを突きつけるのは、
異化効果の正しい使い方である。
で、Twitterでこんなものを見つけたので。
いやー、たまらんね。
メトロン星人が四畳半でセブンとちゃぶ台を囲むのに匹敵する、
すばらしい日常の崩れ方だ。
ここで戦争になるのか、
友達になるのかを、
主人公は決めなければならない。
こうした選択を迫る、
つまり「登場人物に石を投げる」
効果が異化効果にはある。
このことによって、
行動を決定しなければならなくなるわけだ。
インパクトのある異化効果は、
とくに物語冒頭でよく使われるが、
それを超えるものが中盤にあっても勿論構わない。
でも第一印象効果を考えると、
二番煎じになっちゃうから、
やっぱりド頭のヒキに使うのがいいんだろうね。
ここから始まるショートストーリーは簡単に考えられるよね。
オチをどうするかでこういうものの出来は決まる。
2023年06月30日
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