自由が丘の盆踊りがコロナ明けて復活した。
めでたいことだ。
今回から新曲が三曲追加され、
まだ無意識には踊れないがなかなかたのしい。
で、その構成が見事に序破急構成だったので。
三曲の構成が全世代をカバーする紅白みたいな選曲で、
踊りの難易度が絶妙にコントロールされている。
序 サザン「希望の轍」
中年以下は大体知ってる曲+踊りはほぼ炭坑節。
新曲入門編として抜群の構成。
はいりやすい。
破 YOASOBI「夜に駆ける」
若者は知ってる+踊りは難易度高め。
変拍子が多く1ループが長いので、
若者向けだ。
これは難しいがやる価値はあると思わせる。
序から入った流れをうまくぶち壊す。
急 荻野目洋子「ダンシングヒーロー」
曲名発表の瞬間泣いちゃったよ。
誰もが知るダンシングナンバー。
踊りもミドルの難易度で、
「誰でも参加できて、たのしい」
というクライマックスを最高にたのしめる。
序、急はなんとかなるから、
あとは破を頑張ろうと、
次行けば行けるんじゃない?
という絶妙な構成になっている。
「参加させること」と、
「奥が深いこと」を、
構成だけでつくっている素晴らしさ。
東京音頭2020なんてクソ曲を、
二度とやらずに済むぜ。最高だ。
音楽の構成は、
時間軸の構成である。
常に参考になる。
リズムとテンポと変調と、
忘我の境地へどう至らせるかだ。
まさか「希望の轍」の前奏のエモいピアノで、
あんなに鳥肌が立つとはね。
困ったら、序破急の三つのテンポを意識しよう。
これが唯一解かつ最高解とは限らないが、
一つの正解として気持ちいい。
2023年07月17日
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