2023年08月21日

【薙刀式】配列を変えることのメリット、デメリット

現時点での考えをまとめる。

トータルで、メリットがデメリットをはるかに上回る。
だから僕は薙刀式を手放さないし、
他の人にもすすめるのである。

筋トレやダイエットのような、継続的努力はいらない。
自転車に乗れるようになるような、
ある種のスキルを獲得する感覚で。


【メリット】

・速くなる
・速くなることで思考にリソースが回せる
・結果、思考しかしない感覚が続き、
 思考がスッキリしてくる

・疲れにくくなる
・結果、作業量が増えても苦ではない

・速くなり、量が増え、
 文章の質量ともに上がる


【デメリット】

・マスターするのに一ヶ月程度の練習期間
・環境構築の手間
・今後同じものが提供される保証はないこと


先にデメリットを解説する。
副作用のない薬はないからね。

でもこれはメリットから比べたら、
100万分の1だと僕は思うな。

・マスターするのに一ヶ月程度の練習期間

まあこれは覚悟してください。
ブラインドタッチのマスターにはそれくらいかかります。
ただ言えることは「qwertyローマ字より遥かに簡単」
ということ。

qwertyローマ字は「動線を考え尽くして、
指の使用頻度を最適化したもの」や、
「自然進化によってキーが淘汰最適化されたもの」
ではないため、
これ以下に労力を減らすように設計された、
合理的な新配列の習得は、
その合理性分だけ簡単だ。

人によっては一週間で大体動かせるようになる人もいれば、
じっくりやって三ヶ月かかる人もいる。
コツは初日にガッとやって、寝て、
コツコツ毎日やること。
(寝ると神経系統に運動として記憶定着します)
練習メニューのあるもの(薙刀式、新下駄)は、
それをやればよい。
ないものは、中段、上段、下段の順でやればよし。


・環境構築の手間

エミュレータをインストールして初期設定をすること。
まあこれは解説手順に従ってやってね。
慣れれば1分でできるけど、慣れてなければ半日かかるかも知れない。
僕はインストールそのものをしたことがなかったので、
ビクビクしながら半日かかったな。

また、「一つのPCだけで使う」でない場合、
複数の環境で新配列を使いたくなるよね。
インストール禁止なら、
USBメモリの中から起動できるDvorakJ経由での新配列、
という手もあるが、
最近はUSBメモリも禁止だしなあ。

専用アプリが出てる配列(薙刀式など)を、
使う手もあります。

エンジニア初級者レベルの腕があるなら、
自作キーボードのQMK firmware上で、
いくつかの新配列が実装されてるので、
「QMK 配列名」でググるとよいですよ。
キーボード内に新配列を格納できるので、
それさえ繋げば使えるようになる。


・今後同じものが提供される保証はないこと

デジタルの恐ろしさは「サービス終了」だよねえ。
新配列の世界は基本ボランティア。
やってる人が生きてて、興味が続けば、
やってくれるだろうけど、
誰も継がなきゃ消滅する可能性もある。

ただこの便利さは誰も手放さないから、
多分誰かできる人がサ終を避けるようにするだろう。
OSが更新しても、
Windowsじゃない何かが覇権を取る未来が来ても、
誰かがいればなんとかなるのがネット社会だと、
僕は楽観的に見ている。

それくらいには、新配列のメリットは、
誰もが享受できる便利さなのだ。
ていうか公式で搭載しろよな、くらいの勢い。



では本題のメリット。


・速くなる

まずこれを目的とする人が多いと思う。
数値で比較した方がよい。

タイピングソフトはせいぜい刹那の、
指と反射神経しか測定できない。

なので測定基準は、思考を伴う、
「普通に思うことを書く10分での文字数」
であるべき。

ちなみにビジネスタイピング一級の基準は、
コピー打鍵で700〜800あたり。
「思うことを書く」なら600あれば上等。

僕の例だと、
qwerty: 530→カタナ式: 1000→薙刀式: 1500
くらいになりました。

もし既に旧配列で1500書ける人は、
二番目のメリット、
楽になることを目的とした方が良いです。


・速くなることで思考にリソースが回せる

速くなることのメリットは、
仕事が早く終わることももちろんある。
短文メールをたくさんさばく、
みたいなことにもメリットはあろう。

でも僕は、書き出しが速くなることで、
脳にスペースが空き、
思考にリソースが回せることがデカいと思う。

考えながら書くって、
こんなに脳を使うんだ、と、
手が速くなって初めて気づく人もいるかも知れない。

手が遅いときは書くだけで終わってたものが、
思考99、手1くらいまで出来るようになる。


・結果、思考しかしない感覚が続き、
 思考がスッキリしてくる

手が速ければ考えられる。
考えられるなら、どれだけ考えれば考えになるかが、
大体わかるようになる。
無駄な考えをしなくなり、
考えるところだけを考えられるようになる。
次第に思考がスリムになってきて、
思考の背筋が整ってくる。

この感覚は、思考慣れしてる人しかわからない。
普段考えてない人って、
思考そのものに慣れてない人が多い。

思考って結構孤独で、
鏡に時々映さないとすぐぐにゃぐにゃになる。
むしろ鏡に己の歪みを写すために文字にするのだ。
そしてそれを整え、書き直して、
再び思考に戻るループこそが書くことだと僕は考えている。
それをやるのに、旧配列は手間を取らせすぎる。


・疲れにくくなる

速さよりもこっちのメリットのほうが、
本当はデカいと思う。

合理的動線、合理的頻度分布の道具だから、
疲労は圧倒的に下がる。
僕の主観だが、薙刀式はqwertyの30倍くらい楽。

最長不倒距離が伸び、最高深度まで潜れるようになる。


・結果、作業量が増えても苦ではない

なので沢山書ける。
それは思考の射程距離を伸ばす。
より大きなことを考えられるようになる。


・速くなり、量が増え、
 文章の質量ともに上がる

結果、人生を変える。
posted by おおおかとしひこ at 09:45| Comment(0) | TrackBack(0) | カタナ式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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