そろそろ専門的ではなく、
誰にでもわかる言い方をしなければ。
面白さとは、
それを知らない人を、
どれだけその面白さまで、
到達させるかの力をいう。
つまりは、
日本国全員、なんなら世界中の全員、
なんなら古今東西の人類全員を、
その面白さまで到達させられるのが、
もっとも面白いものである。
事前知識がバラバラで、
様々な文化背景を持っているにも関わらず、
その巻き込みが出来る、
間口の広さと吸引力。
そして面白さの本質そのものが面白いこと。
面白さを低くすれば全員が登れる山だけど、
それは面白さの絶対値としては面白くない。
(最近のIQ低めにあわせたつまらないテレビ)
山の高さを高くしただけで、
ほとんどの人が登れない面白さは、
下手くそな面白さでしかない。
誘導に失敗しているからだ。
だから、
「f1層向け」とか、
ターゲットを割ると言い訳できる。
これこれの人向けだから、
そこでヒットすればいいんだ的な。
それは自分たちの能力が低いことのいいわけだ。
f1層全員にヒットして、
それ以外の層にもヒットすればいいじゃない。
なぜそれを目指さない?
出来ないって言えないからだよね。
全員を、その面白さの頂に連れて行けるものが、
一番面白い。
そしてその面白さは、
過去のどれにも似てないこと。
我々の仕事は、
富士山のような、
何にも寄りかかっていない単独峰で、
しかも一番高くて、
しかもエスカレーターつきのやつを、
つくることである。
そのために議論するべきで、
意見を戦わせるべきである。
卑近な例を言おう。
「こないだあったすごい面白い話」をしゃべる時、
自分で笑っちゃってオチまで言えない人いるじゃない?
ストーリーとしては最低の出来だよそれ。
そのオチがどんなに面白くてもね。
「こないだあったすごい面白い話」を、
オチまできちんと理解できるように話せても、
それがそもそも面白くないなら、
それもストーリーとしては最低の出来だね。
2023年08月21日
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバック