2023年08月24日

ガワを交換してみる実験

ちょっと面白いスレを見たので。


僕はガワと中身を区別して考えていて、
主に中身についてこの脚本論を書いている。
それは中身はある程度技術でどうにかなるところであって、
ガワは才能が必要な部分があるからだ。

で、中身が伴えば、ガワはなんとでもなる、とは思っている。

ところが、このまとめスレがとても面白かった。
【画像】ガンダムシリーズのMSのカラーリングを別のMSや他のロボのカラーリングに変えるスレ
http://blog.livedoor.jp/robosoku/archives/60763833.html?ref=popular_article_slidelist&id=4832165-9606582

モビルスーツの配色、まさにガワを着せ替えると、
いろいろ変わってくる、という実験。

派手なやつが地味になったり、
別のカラーリングをすることで立場や意味が代わったりするのが面白い。
形じゃなくて、結構色の情報が重要なんだなあ、とよくわかる。


で、これから分ることは、
モビルスーツの「劇中の役割に応じたガワという配色」があるということだ。
ガワは何でもよいわけではなくて、
中身とうまくマリアージュしたガワがベストということだ。

それが何がいいか、という理論はないような気がする。
まさにここがセンスという部分だろう。
だから理論化は難しく、
言語化できない部分のような気がする。
「これの色がこれである理由」
「これの色がこれでない理由」を、
理屈で説明することは難しいと思う。


ガワはなんでもいいわけじゃなくて、
中身と呼応したものがベストだ。
ガワだけが良くて、中身の伴わないものは、
所詮ガワ倒れなわけだね。
設定画だけ見てすげえ活躍しそうなのに、
劇中で活躍しなかったやつとか、設定倒れだよな。
Zでいえば、メッサーラってもっと活躍しそうな、
ラスボス(中ボス)クラスのデザインだったのになあ。
もったいなかった。

服装や持ち物なども、
中身にちょうど応じたいい感じのガワになるのがベストだ。
あなたはデザイナーではないから、
そのセンスは発揮する必要はないが、
どういうものならベストかを考えることは、
中身とガワのマリアージュを考えることであり、
さらに中身をよくするヒントになるかもしれないよ。
posted by おおおかとしひこ at 19:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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