2023年08月28日

【薙刀式】打鍵という快楽

自作キーボードの目的は快楽である。
楽になること、長時間打って疲れないこと、
打鍵感が気持ちいいこと、
所有欲、などが目的のことが多いよね。

Twitterから。
> 奇抜な自作キーボード一見かっこいいけどタイプしてるとこ見ると全然早くないからやっぱりロマンなのかなと思っちゃう

「全然遅いやん」という批判、ないし失望は、
配列に対してもある議論と同じかな、と思った。


たとえば親指シフトは爆速ゥー!
なんて都市伝説があるわりに、
巷にはその動画は存在しない。

現存する動画では、タイプウェルXCが最速だろうか。

これより速い動画が沢山あるため、
自分よりも遥かに速いにも関わらず、
「いうて爆速でもなくね?」
と思ってしまう傾向にある。


僕は「爆速」の感覚は主観だと考えている。

つまり比較対象は、
「巷の速い人」「歴史上速い記録」ではなくて、
「過去の自分」だと。

僕の場合、変換後文字数、10分速で、
qwerty530→カタナ式1000→薙刀式1500
なので、
僕は3倍速くなった!爆走ゥ!
と言って良いのだが、
それは対過去比にすぎない。

ところが、創作文でqwertyでもっと速い人もいて、
KIH動画のたのんさんとか1700出してるんだよね。
ちなみにこの方はタイピングゲームであれば、
僕の倍くらい速い。

じゃあリアルフォース×qwertyが最強か、
と言われると練度の問題があろう。
史上最速を出すのは、
人の要素の方が大きいのではないかなあ。


速度は快楽の一つだ。
(ていうか、遅いのは不快だ)

自作キーボードに変えてから、
速度自体は微増という人は多いと思う。
打鍵に快楽があるから、
打ってて気持ちいいからね。

動画でその快楽が伝わりづらいのがとても残念だ。

指が楽、手が楽、腕が楽、肩が楽。
その物理快楽をどう伝えるのがいいんだろう?

同様に、配列の楽さ、運指の繋がり、
快楽をどう伝えよう?


客観速度じゃなくて、主観速度を伝えたい。
しかしカメラは客観しか撮れない。
このへんに、誤解の余地がたくさんありそうだ。
動画は皆が共有できるところがいいところだが、
客観しか伝えられないのよね。


まあそれでも薙刀式の1500は十分客観的にも速いと思うので、
「変態自作キーボードで速い動画」
としても楽しめるかなあと考える。

自キ勢の打鍵動画でいえば、
daifukuさん、Marksardさん、サリチル酸さん、
あたりは結構速いよね。
いずれもqwerty使用者だと思われる。

彼らの指まで到達できない僕は、
打鍵数を減らし、同線経路をつなげて短くした、
薙刀式を使うことで、
結果的な速度を上げている。

なので手の速度に対して、文章の完成速度は、
結構速いはず。


もっとこの快楽を伝えたい。
ただ打ってる動画だけじゃダメだよなあ。
どうしたらええんやろね。

(光るキーボードでqwertyと薙刀式の運指を比較したやつは名作だった。
https://youtu.be/chHqjYsK73w
あんな感じでほんとは新下駄や飛鳥や親指シフトを比較したいが、
僕が打てるわけではないので誰かやって…)

快楽は、微分を積み上げた積分的感覚な気がする。
(数学的には微分の積分だから関数になるはず?)
posted by おおおかとしひこ at 08:11| Comment(0) | TrackBack(0) | カタナ式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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