思考実験。
薙刀式の独特さは、
清濁、半濁、小、拗音、外来音の、
すべてが同置であることだ。
これらは排他的配置として実現されている。
このため、
記憶負担が、清音46と、っ、。ーの4の、
計50を覚えれば良い、
という最小性を実現している。
しかしこのルールと、
「ある」「ない」「する」を右手アルペジオとして、
あらゆるアルペジオを意識した配置にすることは、
独立している。
ついでに、
UにBSを置いたり、VMでエンター、TYにカーソルなどの、
機能キーも独立事象で、
編集モードも独立事象だ。
ということは、
薙刀式の同時押しルールを使った、
記憶負荷が最小50である、
全く別の配置原理に基づいた、
別の配列はつくれるということだ。
僕が「ある」「ない」「する」を思いつかなかった世界線の、
薙刀式は原理上あり得る。
ただ、どんなものであるかは分からない。
排他的配置のルールをうまく再現できれば、
天薙刀式のような、
Fに「ん」が来るタイプの薙刀式も可能であろう。
(天薙刀式では拗音別置なので、
排他的配置の制限が緩まったことで、
配字がより自由になっている。
この程度のパズルならば、
わりと手を出しやすいかもしれない)
もっとも、
この全てにおいて排他的配置というのは、
作りながら作っていったものだから
(たとえば最初は拗音同置ではなかったが、
3キー同時なら拗音同置いけるんじゃね?
と思いついた)、
いきなりルールだけ渡されて、
白紙から作ることは難しいかも知れない。
とはいえ、
よく使うカナ「の」「も」あたりがシフトにいたり、
「ん」が中指下段だったりと、
よくあるカナの配字原理とは異なる原理を使っているので、
そうじゃない原理だとしても、
記憶負荷50の配列は作れるだろう、
と読んでいる。
なので、
ニューチャレンジャーが現れれば、
まったく別の世界の薙刀式は、
作れるかも知れない。
もっと新下駄寄りにするとか、
親指シフト寄りにするとかも、
可能かも知れない。
ただまあ、それより本家が使いにくい、
ということはないくらいには、
練り込んだと思う。
あとは個人の好みなんじゃないですかね。
ということで全く違うんだけど、
全く違う薙刀式、
あったら見てみたいなあ。
2023年09月02日
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