2023年09月02日

【薙刀式】薙刀式のルールでの、別の配字はありえるか?

思考実験。


薙刀式の独特さは、
清濁、半濁、小、拗音、外来音の、
すべてが同置であることだ。

これらは排他的配置として実現されている。
このため、
記憶負担が、清音46と、っ、。ーの4の、
計50を覚えれば良い、
という最小性を実現している。

しかしこのルールと、
「ある」「ない」「する」を右手アルペジオとして、
あらゆるアルペジオを意識した配置にすることは、
独立している。

ついでに、
UにBSを置いたり、VMでエンター、TYにカーソルなどの、
機能キーも独立事象で、
編集モードも独立事象だ。


ということは、
薙刀式の同時押しルールを使った、
記憶負荷が最小50である、
全く別の配置原理に基づいた、
別の配列はつくれるということだ。

僕が「ある」「ない」「する」を思いつかなかった世界線の、
薙刀式は原理上あり得る。

ただ、どんなものであるかは分からない。
排他的配置のルールをうまく再現できれば、
天薙刀式のような、
Fに「ん」が来るタイプの薙刀式も可能であろう。
(天薙刀式では拗音別置なので、
排他的配置の制限が緩まったことで、
配字がより自由になっている。
この程度のパズルならば、
わりと手を出しやすいかもしれない)


もっとも、
この全てにおいて排他的配置というのは、
作りながら作っていったものだから
(たとえば最初は拗音同置ではなかったが、
3キー同時なら拗音同置いけるんじゃね?
と思いついた)、
いきなりルールだけ渡されて、
白紙から作ることは難しいかも知れない。

とはいえ、
よく使うカナ「の」「も」あたりがシフトにいたり、
「ん」が中指下段だったりと、
よくあるカナの配字原理とは異なる原理を使っているので、
そうじゃない原理だとしても、
記憶負荷50の配列は作れるだろう、
と読んでいる。


なので、
ニューチャレンジャーが現れれば、
まったく別の世界の薙刀式は、
作れるかも知れない。
もっと新下駄寄りにするとか、
親指シフト寄りにするとかも、
可能かも知れない。

ただまあ、それより本家が使いにくい、
ということはないくらいには、
練り込んだと思う。
あとは個人の好みなんじゃないですかね。


ということで全く違うんだけど、
全く違う薙刀式、
あったら見てみたいなあ。
posted by おおおかとしひこ at 11:57| Comment(0) | TrackBack(0) | カタナ式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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