前記事と同様のビート理論。これも経験則。
全体を4つに割る。
全て同じページ数くらいと仮定。
このとき、
14をペアにして、
23をペアとする。
1は、「はじまり」。
4は、「決着」。
全体のはじまりを頭1/4かけて描き、
さあどうなる?までが1。
その始まったことが、
どう決着がつくのかが最後の1/4。
はじまったことがどう終わるか、
が重要なのでペアという概念。
23のペアは、展開部。
始まったことが色々あって、
決着の時が来た、で終わるまで。
その展開は大きく二つにわかれて、
2が、「表の展開」、
3が、「裏の展開」。
表は拡大したり陽の部分にスポットが当たる。
裏は、実はこうだったとか、隠の部分にスポットが当たる。
2はいけいけどんどんムード、
3は葬式ムード。
もちろん、大雑把な捉え方だ。
しかし次どうしよう?と考える時、
「今どの文脈を書いてるのか?」
「今どのブロックの真ん中なのか端っこなのか?」
を意識すると、
やるべきことが見えてくるかも知れない。
8ビートと同様に、
それが足りないとか、過剰とか、
もっと深くとかが判断できるかもね。
あるいは長さの調整や、分量調整できるかもだ。
その構造の対称性から、
ABBAを意識するといいよ、
という名前をつけてみた。
もちろんこれも絶対ではなく、
これを守ったからといって最高になる保証はない。
だけど、
わかりにくいとかノリが悪いとかなら、
この形に整形してみることをやってもいいかもね。
時間軸を持つ映画芸術は、
二時間の音楽でもある。
リズムが重要でないわけはない。
(小説でも重要な気がしなくもないが、
一定のリズムで頭から尻まで通しではないので、
厳密でなくてもよいと予想している)
三幕構成や、ブレイクシュナイダービートシートに飽きたら、
こんな包括的考え方でやってみるのも悪くない。
2023年11月10日
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバック