前記事のつづき。
出来のいいエピソード、よくないエピソードは、
ある程度絶対的に決まるが、
相対的に決まる場合もある。
モンタージュ効果だ。
絶対的にはなんてことないものを、
何かの流れに入れると、
急に輝きを放つ場合がある。
単独では良いと思ったものが、
流れの中に入れるとしっくりこない場合がある。
ぶつかり合って相殺するんだろうかね。
つまり、前からの流れのつくりがあり、
盛り上げてからではないと、
いいエピソードを投下しても効果がない。
あるいは、停滞してるときに、
「ちょっとだけ気分を上げる」エピソードを置いて、
すっと気持ちを上げていくこともある。
エピソードの出来と、
気分は連動する。
的確なタイミングで的確なエピソードが来ると、
グルーヴが起きて波が強くなっていく。
もちろん、その波は的確なタイミングで燃料投下され、
さらに盛り上がるべきだろう。
こんな風になるように、
エピソードを入れ替えられないか?
と考えるのは、
全体を見ているときだけだ。
それは第一稿があがり、
全体をリライトしている、
リライトの初期段階、
ないしはリライトの最終段階である。
なぜこのエピソードがこの位置なのか?
それは、リズムを作り、
波をコントロールするためだったりする。
波はずっと高止まりではない。
上がったり下がったり、上がったり下がったりだ。
そのリズムを、
心を掴まれる度合いでコントロールすると、
いいリズムになる気がするんだよな。
2023年11月20日
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