2023年09月21日

【自キ】ナイロンキーキャップを染める方法

おお、ナイロン3Dプリント製の、
初代薙刀式キーキャップ、かなり使い込んでらっしゃるようだ。
https://x.com/akkagi0416/status/1702320419892781472?s=20

一年も使えばすり減って、
染色の地肌が出ちゃうんだろうなあ。
ナイロンなら巷の染料で染められますよ。
そのやり方。


概要としては、
新しい鍋を買い(古い鍋を専用にしてもよい。
染色作業した鍋は食用に使えないので)、
水を入れ、
ナイロン用染料を入れて沸騰後、
キーキャップを入れ、
かき混ぜながら煮る、
という作業です。

割り箸を作業用に使ってる。

モノによるけど、沸騰後5〜20分くらいで染まります。
(ストップウォッチで測ると、
複数回やるときにムラなくいけます)

鍋にくっつくと焦げみたいにナイロンが溶けるので、
ひたすらぐるぐるかき混ぜる作業が必要。
鍋に引っ付かないように、
中に金属製のザルを沈めたけど、
そのザルの網目に引っ付くので、
かき混ぜは常にやるべし。


また、
すでに染まってるのよりかは濃いもので染めないと、
色使いが変になるだろうなあ。
狙いとして、たとえば黄色で染めると、
黄色+オレンジみたいな二色染めになるかも知れない。
ダメージ染めみたいになる予想もある。

まあ、無難に濃い赤や黒で染めるのがいいかもだけど。
基本は絵の具の混色と同じなので、
濃いものへ混ぜることは可能だけど、
薄いものにすることは出来ないよ。

あまり使わないキーで試すのが常道だけど、
使ってないキーほど禿げてないから、
どれで試すかは難しい判断だなあ。
(漬ける時間で色の濃さが変わるので、
ストップウォッチ必須)

また、見えてる上半分だけヤスリで削ると、
染料の染みてるところを削り出して、元の白地を露出させられるので、
そこから自由な色に染める手もある。
(下半分は削るのめんどくさいので無視)
#400で下地、#800で仕上げ、#1000〜2000でツルツル、
にするのがいいと思います。


染料は、SDNというブランドが王道のよう。
TALPさんも使ってる、PBTすら染められるやつ。

ナイロンを染めるのはDIY化繊染めの王道らしく、
色んな染料が出てるようだ。
(染料によって、対応する素材が異なる。
基本的には融点が高い方が染めにくい。
ナイロンは220℃くらい)

「ナイロン 染色」で検索すると、
化繊のTシャツを染めるやつが出てくるので、
それもありかな。
「そめそめキット(今は廃盤)」なんかを使った。
塩を足したり界面活性剤(洗剤)を足したりして、
なんて言われるので、
計量スプーンも買ったなあ。


ということで、
あとはグツグツ混ぜるだけの簡単なお仕事です。
濃い目の赤なら上手く染まるかも。
失敗したら黒に染め直せば、
赤っぽい黒にはなるんじゃなかろうか。
posted by おおおかとしひこ at 15:45| Comment(0) | TrackBack(0) | カタナ式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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