2023年09月20日

オムニバスに幕の内弁当以上の価値はあるか

オムニバスは幕の内弁当だ。
小さいものがたくさん揃ってて、わーかわいいー、
色々あるー、というアラカルトの面白さである。
でもそれよりもっとガツンと来る焼肉弁当には負ける。
しかし焼肉弁当は人を選ぶ。


どちらを選ぶのが正解か?
どちらが興行で有利か?
どちらが失敗しなさそうか?

色々な問いと答えがありそうだ。

ただ大成功するのは、
一つでガツンといくもので、
大失敗するのも、
一つでガツンといくものだろう。

幕の内弁当は、
良くも悪くも安定を叩き出すのだろう。

不況でローリスクを取るなら、
今後オムニバスは増えるかも知れない。
しかし時々焼肉弁当が食いたくなるだろうね。

あとは、
一つでガツンと来るものの、
その一つを何にするかと、
完成度をめちゃくちゃあげて、
幕の内弁当には追いつけないものを作るしかないだろう。

「もうそんなにいうんやったら幕の内弁当でええやんけ」
ってみんながなってるのが、
単独アイドルではなく、グループアイドルの流行であろう。



オムニバス映画は、
あまり興行的に振るわない。
作るリスクに対して、リターンの上限が合ってないかもね。

とはいえ、金を出す人数が増えると、
口を出す人数も増える。
玉虫色にするくらいなら、
最初からオムニバスを作っておくのが、
日本人的処世術かもしれない。


さて、ここまで考えて、
オムニバスの企画しあげるか…


もしオムニバスに、
幕の内弁当以上の価値があるとしたら、
その全体をまとめる意味みたいなものだろう。
その意味が全体を通してはじめて言える、
そして新しい価値になるものなら、
その幕の内弁当に意味があると思える。
posted by おおおかとしひこ at 11:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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