時々Twitterで話題になるデザインの敗北シリーズ。
UIとかUXとかで分析されたような気になる言葉が出てきているが、
もっと直感的なことだと思う。
我々には本能があり、それを妨げるものはすべてバッドデザインである、
ということである。
その本質を示す写真が面白かったので。
本能に逆らうデザインなど、
デザインではないのだ。
無視されるデザインに意味はなく、
機能しなければデザインではない。
上の写真の右ルートは、
109キーボード+qwertyローマ字+MS-IME
という、
あまりにも固定した状況を示している。
日本語という本能レベルでは、
あまりにも使いにくいのは明白だ。
配列勢が、自作キーボード勢が、
徐々に左の獣道を突破しようとしつつあるのは、
いい時代になったものだと思う。
やっと、タイプライター以前に、
戻ることができたんだぜ。
「本当にそれが一番使いやすいの?」
に疑問を呈し、
「いくら掛けてもいいから、最高のものを作ってみようぜ」
って流れがやっと生まれた。
(打鍵感のみを追求するカスタムキーボード勢は、
一台20万とか普通だもんね)
qwertyはデザインの敗北である。
109キーボードはデザインの敗北である。
MS-IMEも、進化を止めた時点でデザインの敗北だな。
IMEはまだATOKとGoogle IMEが気を吐いてるけど、
採算の合わない事業になっちゃったのかなあ。
日本人が一番欲しいもののはずなのに、いいIME。
デザインの敗北を許し続けたのは、
論理配列を自由化しなかったことと、
物理キーボードを自由化しなかったことだろう。
それが、キー配列エミュレータや、
自作キーボードのアーキテクチャ、QMKによって、
かなり自由化されたことが、
左のルート開拓を容易にした。
個人個人のカスタマイズが有効なのか?
万人に効果のあるやり方はあるのか?
分かってないことも多いが、
我々は二度と右の道を通らない。
2023年09月28日
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