2023年12月02日

ちょっと思いついたSF「記憶のテロリスト」

今よりもネット社会が進み、
電脳化が訪れたとしよう。
すべての知識はネットにあってアクセスできて、
攻殻のような世界が実現したとする。
その場合、サーバーテロって、
ほぼアレクサンドリア図書館を焼く規模のテロになるのでは?


「記憶や知識を奪う」しかも、
「どこを攻撃したらどれが失われるかわからない」
「輻輳化されてるかどうかもわからない」
ものが失われるのは、
結構な恐怖なのでは?

たとえば今でもクラウド化してるであろうデータのサーバーが、
千葉のどこかにあるらしいと聞いたんだけど、
そこミサイル一発打てば、
俺の思い出写真や仕事のファイルが全消えする可能性があるじゃん。

一発だと愉快犯かも知れないが、
同時に5発くらい打てば、サーバ代以上の、
取り返しのつかないものが失われるんじゃないか。

我々は記憶で人格を保っている。
それが失われたら、痴呆か、生まれたばかりの子供になってしまう。

その日本人の「記憶」ないし「人格」を盾にとった、
物理テロリスト(サイバー防御のため完全アナログ)に対して、
これまた完全アナログ部隊が挑む攻防戦は、
かなり面白そうだなと思った。

うーむ、うまいこといけば邦画でもできたりして。


俺の記憶を返してくれよ!が動機。
だったら俺の存在ごと消えたも同然だよ!と。
出産のビデオを撮ってて、知らないうちにクラウドにアップされてて、
アカウントが凍結されたことから恨みをもってもよい。
posted by おおおかとしひこ at 00:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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