2023年10月01日
【薙刀式】my new gear...!
おや。このジョイント二つと板2枚で出来ることとは……
12度テント膝上システム「ヒザヤマ」。
膝上テントをしたい。
でも肩幅程度を離してテントする仕組みだと、
大物の印刷になって、また2万円とかかかってしまう。
じゃあジョイントをつくって、すでにある板を挟み込めば安くつくのでは?
と考えた。
強度のことを考えると5ミリの分厚さはほしい。
ぐっと体重がかかるわけじゃないが、ベースがぐらつくのは嫌だしね。
もともと武術でいうところの「立身中正」「沈肩墜肘」というのを実現すれば、
もっとも疲れない自然な姿勢では?
と考えていた。
ピアノだと前腕水平だけど、
武術ではそれにこだわらず、
体軸をまっすぐに立てて肩を楽にして肘を上げすぎない、
ということを目指す。
それを熟語で示したもの(口訣)が、それだ。
ちゃんとまっすぐに座れ、
巻き肩になるな、肩の位置は体の横にいるべきであり、
前に出るべきではない、
武術で構えるように、
となると、
膝上のもう少し上の空間に、
キーボードがあればいいということになる。
ただ水平に置くと、
前腕の自然な内旋角に合わないから、
テントが必要であると。
段ボールで試作をつくり、その角度は12度がいい、
ということが分ったので、
あとはこの空間にどうやってキーボードを持ってくるか、を考えればいい。
画板のように吊ることも出来るだろうが、
まあ膝上に乗せる仕組みでつくってみるかな、というのがいまここ。
このポジションだと、
たしかに理想的な手、肘、前腕の関係性になるので、
武術的には良い気がする。
あとはこれでたくさんタイピングしたときに、
疲労とかがどうなるか、というテストをする必要がある。
机から懸架する仕組みがいいか、
机の上に置いてアームレストするか、
膝上で腕はフリーにするか、
今のところ3つのアプローチがある。
どれが疲れないかだろうなあ。
これのいいところは、
わりと肩幅まですぐに行けることだな。
左右分割キーボードって、
理想は肩幅なんだけど、
実際肩幅で使うと、
なぜか打鍵速度がすごく遅くなるんだよね。
なんでかは分らない。
でもこの膝上だと素直に肩幅で打っても、
とくに打鍵速度が落ちる感覚がないので、
いくらでも打てるのでは?
と感じた。
あとはだらっとした姿勢でも打てるかとか、
長期で使うときの検証がいると思う。
足を組みながらは打てないから、
案外姿勢的な寝返りに弱いのでは、とか、
色々ありそうな気がする。
ただ、肩がきちんと普通の位置に収まっている感覚はかなり良いので、
巻き肩防止にはよさそう。
カフェでドン引きされること請け合いだが、
木の板がおしゃれなので乗り切れる……はず……
持ち運びはそこまで苦ではないし、
ほんとうは折り畳み式をつくろうと思ったが、
うまく3Dモデルをおもいつなかったので、
また思いついたら、新モデルを作るかもしれない。
立身中正(立ったままの体の軸でどこにも傾けない)
の状態で書くことがほんとにいいことか、
沈肩墜肘(肩を沈めて浮つかせず、肘も同様に)
の状態で書き続けられるのか、
ちょっとわからないが、
わりといまはいい感じ。
要追証かな。
なお、目線の位置がとても大事で、
机の上においたディスプレイだと首がすぐに痛くなる。
以前につくったタブレットスタンドだと、
目線と姿勢が一致して、かなり良くなるわ。
武術の知恵は長年の姿勢の研究、
つまり自然な形で最大の力を出すようになっているから、
多分正解だと思っている。
1万字ほど打ってみたが、
やや逆チルトすぎるので、手前に起こす何かをかませばさらに良くなった。
こうした微調整を経るためのテストだ。
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