コンセプトやら、一部やらを言ったときに、
それ面白そう、というのはとてもいいことだ。
しかし、
いざ実際のものをみたら、
「最初に説明を聞いて想像していたもののほうが良かった」
ってことがまれによくある。
これはよろしくない。
最近だと、
「自撮り写真を加工にして舞妓にしてくれるアプリ」
という説明を聞いて、
実際に見てみたら、案外やすっぽくて笑ってしまった。
顔加工フィルタシリーズとしては、
そんなにクオリティが高くなかったからだろうか。
あるものを聞いたときに、
想像するものって、
たぶん最上級なんだよな。
出てきたものがそれを下回ったら、
その差分でがっかりするんだろう。
あなたのストーリーのコンセプトはどういうものか?
「〇〇で〇〇を楽しむもの」
のように、
お楽しみポイントで表現してみたまえ。
そして、もしそれを文字だけで見たときに想像した、
楽し気なやつよりも、
実際の原稿がしょぼかったら、
それは詐欺でした、ということになるだろうね。
「RRR」でいえば、
二人の男の数奇な運命が交錯する、
というやつだね。
正体を知らぬまま義兄弟の縁を結んでしまった男たちが、
実は立場上対立する立場であった、
というのは文字のコンセプト以上に面白かったよね。
おそらくは、
「こういうコンセプトだとしたら、
こういう面白い場面があり得るだろう」
というものをたくさん考えていて、
それらが一個一個あるからだろう。
「こういうコンセプトだとしたら、
当然このレベルのことはあるだろう」
が足りない時、
想像のほうがよかった、
となるんだろうね。
つまり、想像上のほうが、
レベルが高いってことだ。
その想像上のお楽しみよりも、
もっといいお楽しみを、
考えついて、実行しよう。
そのときに、はじめて、
「〇〇で〇〇」というコンセプトが良くなるはずだ。
2023年12月07日
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