2023年10月04日

城戸賞落ちた人たくさんいるのをTwitterで見たので

そうかー一次で40/400だもんなー、
360人は落ちるんだよなー。
でもトーナメント戦と同じで、
優勝は1人で、あと全員敗退なんよね。
コンテストというのはそういうものさ。

Twitterを見ると、記念受験というか、
ダメかも分からんが出さなきゃみたいな感じで出してる人がいる。
そんなのに負けるわけないじゃん。
こっちは何年も前から「これは面白い」という題材を見つけて、
何年もかけてドラマを練り直して来たんだ。
万全の準備をした。一文字も間違ってない。
拍手を得られるほどの、完璧な構成で出してるんだ。
120枚の中に、何人もの人生を閉じ込めることに成功したんだ。


僕は基本的に賞というのは、
「この中で一番面白かったホンに出す」だと思ってるので、
「城戸賞に落ちる」という言葉は間違ってると思う。
「俺より面白いやつがこれだけいた」
と思わないといけない。

実際に映画の興行だと思いなさい。
惨敗して借金背負って人生おしまいだよね。
それに比べれば、
初手で詰まらない烙印を受けたほうがましすらある。

次回、誰よりも面白いものをもってこい。
それだけのことだと思う。
「なんでだよ!あんなに面白いものを落とすのかよ!
審査員センスねーぞ!」
って怒ってる人が一人もいないのがダサい。
もっと前のめりに面白いものを追求しろよな。
「あそこは面白かったろ!」と、
もっと確信をもって臨まないと、
一生勝てないよな。

俺たちは闘犬だ。
「落ちた」じゃねえよ。「落とされた」でもねえよ。
「負けた」「面白くなかった」と意識しないやつは次はない。

もっと笑わせて、もっと感動して、もっと涙を流させないと、
日本映画は面白くなんねえぞ。
あーこの話見れて人生豊かになったーってならない限り、
日本映画は豊かにならないぞ。

俺たちはシナリオという根本から、
日本映画を面白くしようとしてるんだぞ。


つまんねえやつはどけ。
それがコンテストだ。
posted by おおおかとしひこ at 12:08| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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