キャラクターの第一印象を決めるのは、
ただ立っている姿だろうか?
扉を開けて入ってくる姿だろうか?
向こうからやってくる姿だろうか?
まあそれもなくもないが、
実際に「何かをする」シーンが、真の第一印象だと思う。
というのも、
ただ登場して、しばらく何もせずに、
ただいるだけのキャラクターになってしまっていることってよくあるからだ。
せっかく印象的な登場シーンをしたというならば、
次に、活躍させてあげればよい。
敵を倒すとか、派手なやり方もあるけど、
動詞で表現できる何かだと思う。
雨が降ってきたから、傘をさしてくれる、
というようなことでもいいし、
誰かわけのわからないやつがいたら、
そいつから離してくれる、
みたいなものでもいいよ。
善人的なこと(save the cat)的なことがいいと思うが、
どういう第一印象を残したいか、
ということで決めるといいかもね。
コーヒーを飲むとか、しゃべるとか、
たたずむ、とかではだめだ。
AをBする、というような動作が必要で、
しかもそのことでストーリーが動くものが良い。
つまり、
キャラクターの印象というのは、
ビジュアルとか、立ち居振る舞いではなくて、
「ストーリーにどう関わってくるか」
が問題だということだ。
序盤でまず関わらせよう。
それが無理なら、
出来るだけ早く。
そうするとそのキャラクターの第一印象が定まり、
ストーリーが動かしやすくなるだろう。
主人公はもちろんだけど、
脇のキャラクターにぐっと入るときも、
こういう時だよね。
今まで「ただいるだけ」と思われたキャラクターが、
一気に人間になり、
その人となりが分かることって、
その人の行動を見たときなんだよな。
2023年12月08日
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