2023年10月22日

【薙刀式】「親指シフト」という用語

自作キーボードの概念、配列屋さんの概念が広まるにつれて、
「親指キーをシフトキーと兼ねる」
という用語を、一言で表す用語がないことにむかつく。

「親指シフト」だと富士通による、
親指キーと同時押しすることによって面数を増やしたカナ配列、
を指すしね。

自キー界隈では、「親指モデファイア」
が一般的かな。


なぜなら、

親指エンター+コントロール、
親指スペース+シフト、
親指Tab+Win、
親指Esc+Alt、

みたいに、好き勝手に色々やってるからだ。

親指にある、
どのキーにどのモデファイアを配置するかは、
完全に好みや使用アプリの都合になり、
そここそが自作キーボードキーマップの、
醍醐味の部分だからね。

唯一の欠点は、その単押しと同じ位置のモデファイアとの組み合わせが出来ない、
ということだけで、
たとえば親指スペース+シフトだと、
シフト+スペース
(Windowsだと、全角時に半角スペース、
半角時に全角スペース)が、
使えなくなるわけ。

それが嫌なら、別のモデファイアと組み合わせれば良い。


こんな風な世界なので、
親指にシフトキーを持ってくる、
ないし親指にレイヤーキーを持ってくるのは当たり前なので、
それだけをフィーチャーする言葉は、
今のところ発明されていない。

Twitterから。
> 親指シフトって名前はうざいな。親指で押せる位置に持ってきたシフトキーを短く言えないじゃないか。

たしかにないんだよなー。
親指エンター、親指BS、親指Ctrl、親指Esc、親指Tab、
なんてのはよく聞くが、
親指シフトだけ、先行者と混じってしまう。


それにしても、
昨今、富士通の親指シフトを知らない人が増えたため、
親指キーにシフトキーを置くことを、
親指シフトと呼ぶ人はちょいちょいいるね。

遊舎工房でも「親指シフトが…」と言ってる若者がいたので、
「何配列使ってます?」なんて話しかけたら、
qwerty+親指キーにシフト入れてるだけだったので、
時代も変わりつつあるんだなー、
なんて思ったこともあるけどね。

第一世代がいなくなるとともに、
親指シフトの灯は消えるかもしれないね。
それより便利な新配列が沢山あるしね。

あと何十年?かしたら、親指シフトは、
親指キーにシフトキーを配することを、
指すことになるかも知れない。

それまでは、
「親指モデファイア(シフトキー)」が、
最短かもな。
posted by おおおかとしひこ at 14:57| Comment(0) | TrackBack(0) | カタナ式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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