2023年10月22日

謎のフレーズに導かれて

ごく短い4〜6音程度の謎の音楽が、
どうしても脳内に響き、
それに導かれる、というパターンの話、
あるようでなかなかないな。


久しぶりにアナ雪2のテーマ曲が店にかかってて、
そういえば久しぶりにこのパターン見たんだった、
と突然思い出す。

僕の知ってるものは、
・未知との遭遇(謎のフレーズは、
 宇宙人からのコンタクト信号)
・ガンダムのララァ(超能力の増幅によって、
 通信兵が謎の歌のような「ラ、ラ」という信号を聞く)
・アナ雪2(洞窟からのメッセージだったっけ?)
と、
ゲームでいうと、
・電脳戦機バーチャロンのバルバスバウ
 (ララァのパクリで、「バル、バス、バウ」
 という三つの謎の信号を通信兵が傍受した設定。
 正体はクリスタルの出す信号だっけ)
くらいかな。

おそらく宇宙人と出会う系では、
「コンタクト」などにも同じ仕掛けあったっけ?

謎の信号(特に歌)というとロマンチックだけど、
まあざっくりいえば、
「メッセージインザボトル」の変形ってことだ。


逆にいうと、
メッセージインザボトル形式の、
別の(現代的な)信号を見つければ、
面白いものが可能かもね。

前見たやつはラインの縦読みとかかね。

YouTuberの動画を逆再生すると、とか、
オンライン会議のコードに、とか、
隠された謎のメッセージが織り込まれていれば、
それに導かれて、
というストーリー仕立てはつくれそうだ。

かつてはノーブランドのVHSに、
呪いのビデオが封じ込められていたわけだし、
情報機器とともに、
メッセージの伝え方は変わっていいわけ。

逆に現代に発達した文明から見て、
インディージョーンズのような、
古代遺跡のパズルみたいな罠は燃えるよね。

軽い謎解きみたいだから面白いのかも知れない。
ただ、
謎が明かされてがっかりするようでは、
出オチになるってことだろう。

意外とないのは、
出オチにならずに最後まで軸を貫くのが、
難しいモチーフなのかも知れない。


悪霊が世の中に出たくて、
稀代の作曲家にフレーズを与えて、
作曲家は閃いたと思ったのだが、
最後まで弾いた時、
それは悪魔の楽曲だったとわかり、
生贄になって死ぬ、
みたいな話を思いついたが、
他でもありそうなのでとりあえずネタ帳レベルに記録しておく。

昔の怪奇系か探偵系の短編小説にありそう。
posted by おおおかとしひこ at 21:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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