2023年12月28日

プロットの交差の練習

映画はメインプロットだけではない。
別の話、サブプロットが走る。

でもまったく交わらない話じゃ意味がない。
それらは必ず交差する。
そのエクササイズをやってみよう。


問題1

プロットA 正義が悪を倒す話。
      (ヒーローものでも刑事ものでもよい)
プロットB 主人公とヒロインのラブストーリー。

この二つが関係するプロットの例、
交差する例を考えなさい。


例1
いい感じになったヒロインが悪にさらわれ、
悪を倒すことと彼女を取り戻すことが同一目的になる。

例2
ヒロインは実は悪の組織のボスだった。

例3
ヒロインは悪のボスの妹だった。
ヒロインは主人公の職業を知らなかった。

はい、シンキングタイム。

回答例はすでに示したので、
適宜設定を追加したりして作ってみなさい。
ふたつのプロットがバラバラにならず、
何かしら繋がりを持ち、
関係してくるように作ってみる練習だ。

これ以上解答例は示さないので、各自で。



問題2

プロットA 殺人事件とその解決。
プロットB 解決する主人公と、別世界のヒロインのラブストーリー。

仕事と恋のダブルストーリーのパターンだね。
仕事も恋もうまくいくのが理想のハッピーエンドだけど、
それらがまったく別の障害を、
まったく別のタイミングでクリアするような、
二つのゲーム攻略になっていてはつまらない。
恋がうまくいくときが事件解決になるようにしなければならない。
その逆でもよい。

例1 事件が解決したら飲みに行こうと約束する。

こんな単純な場合でもいいんだよ。
ただ一回約束しただけじゃラブストーリーは進展しないから、
何回もしつこくやることだね。そうすると場面が増えて、
手がかりの話をして、ヒロインが何かしらヒントになることを偶然いったりして、
君のおかげだよ!ってなることもあるからね。

例2 犯人はヒロイン
おんなじパターンやんけ。笑

逆に、ラスボスがヒロイン、というパターンで、
別のジャンルの話を考えてもいいぞ。
これまでなかったジャンルでの、
ラスボスがヒロイン、ってのはあるかなあ、
などと考えるわけ。
男女混合試合があるスポーツものとかでもいいよね。
最後ライバルとして彼女と戦うクライマックスは、
それなりにいいかもね。
格ゲーを題材にしてつくれそうかもね。



こんな風に、
一見まったく違うことを、
サブプロットではやることができる。
逆に、メインプロットの息抜きなんだから、
まったく関係ないプロットのほうが、
サブプロットは楽しいよね。

でもそれだと、まったく違う話の二本立て、
ないし三本立てのようになってしまうから、
それは一本の話ではないわけだ。
だから、
それらがいつの間にかつながってきて、
一方の経過や進展によって、
他方が影響を受けなければ、
一本の話とは言えないよね。

そういう複数のストーリーを同時進行させながら、
かつ絡めていくことが、
サブプロットを書くということだ。


うまく使えば複雑でおもしろい話になるが、
うまく使えないならば、
ご都合主義(あるイベントを起こすためだけにサブプロットを利用するとか)
になってしまうだろうね。

できれば、
「ああ! この時の交差の為に、
前からこのサブプロットを振ってきたのか!」
ってなるのがいいよね。
つまり、サブプロットを伏線として使えるか、
ということになるわけだ。

一見関係ない、
むしろわざと離したサブプロットが、
どんどん絡み合ってくることを考えると、
ぞくぞくするよね。
それは伏線と解消の関係にもなっているわけだよね。
「このために最初から準備していたのか!」
って楽しいもんね。


色んなパターンを考えてみよう。
普段どういう風にプロットを見ているか、
バレバレになってしまうぞ。
そこまで見ていない、というのが初心者じゃないだろうか。
posted by おおおかとしひこ at 01:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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