色々な人が議論してておもしろい。
https://x.com/y_koutarou/status/1718296761943609531?s=20
kouyさんは「普通に打ってても化けないが、
急いで打つと化けることも」的な見解。
KIHでのkouyさんの打鍵を思い出すと、
「各々は比較的ゆっくりだが、
粒が揃っててばらつきがないため、結果高速で打てる」
という不思議な打鍵であったことを思い出す。
これが議論の核かも。
僕はkouyさんのような訓練を積んでない
(あるいはご本人的には癖の可能性もあるが)ので、
指の速度はバラバラだし、
連接速度の開きもずいぶんあるように思う。
薙刀式の打鍵音だけ聞いてればわかるけど、
1キーから次のキーまでにかかる時間は、
かなりバラバラだ。
タランと高速アルペジオするときは、
最小1F(1/30秒)であることはわかってるし、
1/3〜1/2秒開くことも僕的にはありそうだ。
だけどkouyさんの打鍵は、
粒揃いの教科書みたいな打鍵で、
これは面白い違いだなーと思った記憶がある。
収録本番前、
kouyさんは新下駄練習用の、例の文章を打ち込んでいた。
その時も僕のバラバラの打鍵音と違い、
きれいに揃ってた感じを覚えている。
練習だから正確に粒を揃えてるのかと思いきや、
本番でも普通に粒を揃えた、
リズミカルな打鍵であった。
メトロノームがあって、
正確にリズムを刻むかどうか、
という指標があるとすると、
どんな文章が来たとしても、
kouyさんは高いスコアでリズミカルなのでは、
と思う。
僕なんかはバラバラだな。
1モーラ1アクションという点では、
新下駄も薙刀式も同じなので、
そのへんのリズムの違いは、
動画だと如実に出ていると思う。
(親指シフトも、たしか等間隔リズムが理想だと聞いた覚えが)
で、
化ける、というような人は、
僕みたいなバラバラリズムで新下駄を打ちがちなのでは?
と予想した。
言葉によって速度が異なる感覚があり、
指や連接によっても速度が物理的に異なれば、
結果の打鍵は、
どうやってもバラバラである。
kouyさん自身も、急いで打った時は化けを起こしてる
(ガード→りゅど)らしいから、
慌てて打つ、変な風に打つ、ガーっと打つとき、
つまり定番リズムでないときに、
化けミスは起こりやすいのだろう。
薙刀式が、
日本語で重要な言葉がなるべく化けないように、
化ける可能性のあるところからカナを動かして、
撤退させたのは、
「文章を書く時は必死になっていて、
打鍵の管理などできるわけがない」
という、僕の状況があることを知ってたからだ。
貴族のピアノみたいに落ち着いて優雅に打鍵できればいいんだけど、
紅茶を飲みながら文章を書けるわけではない。
僕が文章を書くときは、
もっと必死で泥臭く、
急ぎまくって書くものだ。
常に駆け込み乗車をしてるのだ。
そんな時のリズムは、僕はバラバラだ。
薙刀式は、それでも化けにくいように、
ミスしにくいような配置にしたし、
最も制御しやすい人差し指でシフトするし、
多少遅いけど確実な親指でシフトする。
中指薬指小指は、僕にとって信用ならない指だ。
だから多分、
普段の「文章を書くスタイル」が、
僕や、新下駄が化けやすい人と、
kouyさん(や他のリズミカルな人)とで、
全然違うんじゃなかろうか。
単なる指運びだけで考えてると、
この視点が忘れられそう、
と思ったので書いてみた次第。
qwertyローマ字では、
このリズムはどんどんバラバラになるだろう。
子音+母音は限りなく同時押しに近づき、
カナ→カナの連接とは異なるようになろう。
qwertyローマ字の爆発力は、
これらが偶然繋がる加速ワードにあると思う。
(その加速ワードが日本語でよく使うフレーズではないことが、
僕が最大に批判するべきところ)
JISカナは逆に等間隔リズムなのだが、
キーの遠いところだけ遅れるような感じに、
テルさんの打鍵を見てて思えた。
動画に収録しててよかった。
これは机上の論ではわからないことだぞ。
僕が自作キーボードで目指していることは、
最高速はなるべく最高速になることで、
遅い連接は遅くてもいいや、
と思えるようなキーキャップの形や打鍵感だ。
一方タイプウェルなどで鍛えるべきところは、
なるべくミスをしない等間隔リズムで、
ボトムスピードをあげることのような気がする。
(Xタイパーにもなってないのでアレですが)
うーん、僕の限界はボトムの遅さに尽きるのかしら。
いつも急いで打ってるわけじゃない。
でも文章入力では、必死で打つ場面は多々ある。
考えるリズムは一定ではない、と僕は考えてるが、
ひょっとすると一定リズムで考えたほうが、
結果速くなるかも知れない。
効率では後者なのかしら?
で、どっちが質が高い思考、文章になるんだろうね?
全然わからん。笑
音楽のリズム論では、よく心臓のリズムがたとえに出されるが?
2023年10月29日
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