僕は配列変更からキーボー道に入ったので、
「自作キーボード?論理配列変更だけでなく、
物理配列も変えられる?夢のよう!」
なんて思ったんだけど、
ほとんどの自キの人にとっては、
「物理配列を変えるだけで精一杯」
の道具になっているのが残念だ。
なんなら「左ロウスタッガード、US配列60%」から、
一切変えない人が多く、
あまつさえ「JIS配列がないから自作キーボードやらない」
という層もかなりいる。
いかに、
「今の自分のそれを変えないまま、
得したい」
という考えの人が多いか、
ということかしら?
「今のものに不満があり、
それを変える夢の未来がやってきた!」
という認識で、
キーボードを捉えていない可能性高い。
もちろんそうした人はガンガンやるが、
そうした人が一定数しかいないのが、
現在だ。
これは覚醒するか/しないかみたいなことなので、
アイデアを伝染させれば一定数には伝わるようなものでは?
などと僕は考えている。
しかし、
「qwertyローマ字がよくない」
と考える人はかなり少ないようだ。
「よくないかも知れないが、変えるのは怖い」
という人も潜在的にはいるが、
「よくないんですか?!」
と、自分を否定されたように思う人の方が、
多そうな気がする。
Twitterから。
> そういえば天キー、一台も親指シフト見なかった気がする。若い人にはあまり人気ないのかな。TRON鍵盤はTK1とμTRONと、自作のTRON鍵盤を並べて展示してる人はいた。TRON配列って親指シフトと比べると、使ってる人だいぶ少ない印象だったし、親指シフトはマイナー配列の中では有力だったので意外
> 入力方式として、私は個人的にはTUT-Codeを評価してるんだが、結局ちゃんと打てるほどは練習してこなかった。自作配列も興味はあるんだが、覚えてから新しいアイディアが生まれて設計変更となった際にまた覚えなおす混乱が怖くて、まだ挑戦していない。
> キーボードマーケットは面白そうだな。
> あの世界では評価されず、注目もされないものでも、出してみるかな。何度かこのアカウントでも書いたやつ。
> データ見つからなければまた作り直してもいいし。
こういう人は是非、
キーボードadvent calenderに参加していただきたい。
もちろん天キーなどでも展示していただきたいが、
なにせアドカレは海外からも注目があるくらい、
自キに興味がある人のための記事集だからね。
なお、
TRONに関していうと、
坂上研究室にいたsatromiさんという変態(いい意味で)が、
一人で頑張ってらっしゃるので目立っただけで、
俺だって薙刀式でがんばっているのだ。
遅刻したのでいい机が取れなかったので、
次はもっと真ん中の机を奪いたいね。
親指シフトに関しては、
なんで自作キーボードに来ないのか、
僕はとても不思議なんよね。
文系には理系アレルギーがありすぎるのかしら。
僕は、
「人間が作ったものだから、
人間には理解できるはず」
という信念でハードやソフトの解読を試みているので、
「なにか訳のわからないもの」ではないぶん、
自然科学より圧倒的に楽だと思うんだけどな。
プラモつくるつもりでやればいいのになあ。
「わからないことの調べ方」は、
なぜか理系の方が得意だ。
文系の調べ物ってどうなってんだ。
調査が甘いんじゃないか。
親指シフトで検索したツイートをちょいちょいみてるが、
「全部揃ったものが突然つなげれば使える」
以外の体験をしてないからか、
基本降ってくるのを待ってるだけの発言が多いんよね。
「自分で取りに行く」
「100%でないにせよ30%のものをつくる」
「あとはカイゼンすればよし」
という発想がないのがなぜかを知りたいくらいだ。
それは、
おそらく多くの自キー勢もそうかも知れない。
遊舎工房のキットや部品で、
一通りできちゃうからね。
どんどんおしゃれなものが来るから、
それをコーデしてるだけで満足しちゃう。
そのコーデから外れたら急にダサくなるのを、
おそれてる傾向がある気がする。
自分なりのオシャレをした瞬間否定されるみたいな。
「現状の不満を自らの工夫で改善し、
それを『いいぞこれ』と言っている」
人は、天キーの中でも30%くらいだろうなあ。
そういう人のつくったものは、
オシャレコーデしたキーボードよりも、
明らかに見栄えが悪いので、
みんなそこを通り過ぎるのかも知れない。
なので、オシャレ薙刀式キーボードを作らないと、
次の段階の普及にならないのかも知れないなー、
などと考えている。
映えこそすべて?の現代に、乗っからないとなあ。
結局、
非qwertyは「こわい」って思われてるんだよね。
qwertyを否定する人が怖いのもあるし
(批判するから)、
単純に「知らないのはこわい」というのもあろう。
なので僕は、
「qwertyより気持ちいい」というアプローチを考えていて、
次のアドカレでその記事を書けたら、
などと考えている。
2023年11月11日
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