2023年11月17日

【薙刀式】肩の関節の話

巻き肩は典型的な駄目なタイピングの姿勢だ。
それを肩甲骨で説明されてもピンと来ないが、
このフィギュアなら理解できる。
https://x.com/anti_earth_bomb/status/1725013031736987838?s=20


この、
「肩を前に出す関節」がヤバいのだ。

とにかく明るい安村のポーズをつくれるように、
この「肩を前に出す関節」が新造されたのだろう。
従来の、体の横に球体関節があるだけでは、
人間の自然なポーズが再現できない。
逆にいうと、
人間には「肩を前に出す関節」がある。

具体的には鎖骨と肩甲骨と脇腹と骨盤の連動なんだろうけど、
結果的に、
人体は真横にある肩関節を、
関節一個分くらい前に出せる。


さてタイピングだ。
ノートPCなんかが一番良くないけど、
下を覗き込むように首を突き出し(ストレートネック)、
手を前に出すと、
この「両肩を前に出した状態」になる。

これが肩の根本やその近辺の凝りの原因。

「左右分割で肩を開くと肩こりに良い」
という一文はよく見るけどこれは正確ではない。
「左右分割を使うと、
肩を前に出さない肩のポジションが見つかる」
が正しい。

でもそれってキーボードが自分よりかなり前にあると意味がない。
遠くに手を伸ばそうとして、
肩が前に出ちゃうからね。

それで分割膝上なら肩が前に出ないのだが、
今度は「全体がずっと同じ姿勢になる」
ことが気になっている。

うーむ、なかなか難しい。
問題は肩だけではなくなっているんよね。



現在考えているのは、
クランプ式のアームレストの方向。

以前作った試作では、L字なのでクランプごと回転してしまう、
という問題があった。重心位置とクランプ位置も離れてるし。
今「折り畳まなくていいから理想のやつをつくれ」
というモードで、
まずベストの形をつくろうかな、と考えている。
(現在クランプ部分のネジの再設計中。
レジンやめてMJFでつくりたいので)

モビリティはとりあえずおいておく。
「机から生えたアームレスト」があれば、
肩を前に出さずとも、腕を吊る行為がなくなるだろうと、
考えている。
posted by おおおかとしひこ at 11:16| Comment(0) | TrackBack(0) | カタナ式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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