2023年11月18日

【自キ】自作キーボードを別のOSにつなぐ

Twitterで見かけたのでいまさら整理する。

これは、自作キーボードの本体QMKが、
「キーコードを発行している」ものだ、
と理解すれば話はわかる。

各OSが、入力されたキーコードを、
どのように処理してるかで、挙動がかわるわけ。


結論からいうと、
ほとんどのキーコードはWindowsとMacで共通。
(linuxは知らないので以下略。多くはWin準拠と聞く)

だけどモデファイアがややこしい。

QMK  Win  Mac
Ctrl Ctrl Ctrl
GUI  Win  Command
Alt  Alt  Option

のねじれがある。

さらにややこしいのは、
Winの多くのショートカットがctrlベースで、
MacはCommandベースってこと。
また、Macの多くの文字入力ショートカットは、
ctrlベースという追加ねじれもある。

なので、
自作キーボードでは、
どっちベースで主に使うかを決めとかないと、
混乱することになる。

元々のキーボードでも、これらの位置は違う。
ctrl: Winでは左下と右下、MacではA横
GUI: Winでは ctrlとAltの間、Macではスペースの左右
Alt: Winではスペースの左右、Macでは左下

ああ、厄介だ。一回自分で図を描くと理解できるよ。
リアルフォースforMacなんかは、
Mac配列に、これらのキーが捻れないように置いてあるが、
別にWin用をつないで、
これらの関係通りに運指できれば、
全然使えます。
もちろん、Mac用をWinに繋いでも、
運指を変えれば使えます。
(鬱陶しくて切れるが)


あと知っておくべきは、
Winにしかないキー、Macにしかないキー。

Win: 全角半角(Alt+~と同じ役割)、無変換、変換、ひらがなカタカナ
Mac: 英数、かな
は互換性がない。

IMEのオンオフは唯一Alt+~というバインドで共通だけど、
なんとめんどくさいことか。
誰だよ設計したやつ。
(これはWindowsの各国IME対応のキーバインドのはず。
Microsoftはアメリカ以外を舐めてるとしか思えない)


これらのことを全部わかってると、
Win/Macで快適に使えるキーマップを、
つくることができるはず。

でもどっちも同じくらいの使い勝手にするのは無理があるので、
自キ者は、どっちかをメインにしたり、
レイヤーでマップを切り替えることで対応している。
同じものを二つ用意して、
つなぐOS用に運指を共通させたキーボードを作る手もある。

とはいえ、どちらかのOSか出身だろうから、
出自に合わせる方針になるけどね。


薙刀式の編集モードは、
それらのOSの影響を受けず、
やりたいことだけで運指が動くようにした。
QMK薙刀式では、Win/Macを切り替えて、
同じ運指で使えるようになっている。
(はず。Macに最近触ってないので…)


linux、iOSやその他のOSについても、
同様のことが起こるので、
それらは各自調べてね。
posted by おおおかとしひこ at 21:46| Comment(0) | TrackBack(0) | カタナ式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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