2023年11月20日

設計と実装の違い

頭で考えたこと(こうなるはず、
こうなったら良いものになる)=設計、
実際の運用=実装としよう。

頭で考えたものが現実で幸せにならない、
良い例があったので。
https://x.com/NekoMur/status/1726367418648494441?s=20


「男女平等トイレ」という、
アイデア自体は分からないではない。
これこそ先進的なアイデアである、
と考えるのもまああるだろう。

しかしこのアイデアを、
実装するイメージをしなかったのだろうか?

女性が個室から出てきた時に、
男性が入ってきても文句言うなよ、
ということや、
隣でオッサンがブリブリうんこしてもいいよなとか、
オッサンにいやらしい目で見られてもいいよな、
とか、
なんで考えなかったんだろう?

さらに個室に入るためには、
オッサンは警備員に申告するというクソ運用。

誰がどう便利に使えるのかねえ。


実装を考えもしない設計の例で僕がよく出すのは、
エアセックス童貞部門で、
あり得ない位置にあるおっぱいを揉む青年だ。

実装を分かってないと、
設計すら出来ないよな。


これは、
現場を分かってない阿呆の夢想に、
よくあることだ。

もちろん、
現場を無視したアイデアこそ夢が溢れるものである。
だけどそれが現実化するのが、
どれくらい大変かは計算に入れておくことだね。
どうやって実装するか考えてませんでした、
なんて言い訳ができるのは、
童貞までだろう。

350億の木製リング?
そんな童貞引き摺り下ろせ。
小池百合子は東京五輪のマラソンで、
「商店街がドアを開けてクーラーで道を冷やせ」
って言ったんだったな。
現実を知らないお花畑とはこのことよ。


シナリオや企画は、
お花畑にいてはいけない。
そのトイレに沢山人が入ってることくらいイメージしろよな。


デザインの失敗はなぜ起こるか?
現場を見てないからだと思う。

シナリオの現場はどこ?
紙の上やモニタや会議室ではない。
撮影現場であり、
スクリーンの前の椅子だ。
posted by おおおかとしひこ at 12:06| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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