2023年11月20日

「説明する」の説明がおもしろかったので。

翻訳者のツイートから。
> explain と illustrate が対になる動詞だということに気づいた。和訳すると前者は「説明する」後者は「(図で、具体例で、好例で)示す、説明する」でどっちも説明するってことだけど、一般原理で具体例を説明するのがexplain、具体例で一般原理を説明するのがillustrateだ。つまり方向が逆になってる
https://x.com/252coffee/status/1721619809551749145?s=20

ああーなるほどねー。


言葉で説明する時って、
「要するに」と、
一般論、抽象論へ収束しがち。

絵で説明する時って、
「この具体はその一般論の具体例」
というわけだ。

言葉よりも絵の説明が強いのは、
具体だからなんだね。

物体の存在感、人間の存在感、
シチュエーションの実在感という、
具体があって、
それがその象徴になってる、
という方が強いんだよな。
言葉の一般論よりもね。

だから、
CGによる「絵」は説明の絵として弱いのよ。
どんなに具体だとしても、
CGに抽象化しちゃってるからね。

抽象化を経てしまっては、
絵で見せる説明にならんのだね。
posted by おおおかとしひこ at 22:27| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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