2023年11月21日

【自キ】Tecsee RAWはTecsee Blue Sky(linear)を超えたか

韓国のベンダーGEONが、
各スイッチメーカーに「最高のスイッチ作ってみろよ」
とつくらせた、打鍵感追求スイッチシリーズRAW。

その中のTecsee RAWを買ってみたら、
俺のセッティング内で、Tecsee Blue Skyを超えたかも。


RAWシリーズはこちら。
https://geon.works/collections/raw
一番人気はBSUN RAW(このウムピエステムは気持ちよかった)だそう。
Gateron、Tecsee、Haimu、
Keygeek、Huano、Lucixと、
老舗から新進メーカーまで、
色んなメーカーが「これはええやつ」を、
こぞって集めたシリーズだ。


僕はTecsee Blue Skyのハウジングに使われている、
TecseeオリジナルブレンドHPEの滑り感が、
とても気に入っている。
なにせあのウムピエより摩擦係数が少ないらしい。

また、
Blue SkyはPOMステム+HPEハウジングの構成で、
RAWは、HPEステム+ナイロンハウジングの構成。

ナイロンハウジングといえば、
底打ち感の厚いアルパカを思い出す。
Blue Skyの底打ちは硬めのクラッキーなのだが、
これがナイロンの柔らかめ厚めの感覚になると、
もっといいのでは?
と思い、RAWを買ってみた。

大当たりです。

(金曜発注月曜着なのでわりと早かった。船便で名古屋に着いた模様)



ノーマルだと、
まあよくある最近のリニアだなーという印象。
滑りの印象は悪くなく、
僕はそのへんのUPEより好き。
ただ戻りの音がかなりうるさめ。
底打ちはいい感じなのに勿体無いなあ。
PCやPOMにしたらまた変わるのかしら。

さてここから俺セッティングだ。
これに耐えうるか?が真の目的である。


まず30gバネに交換。
悪くない。
しかしやはり軽量バネは全体が安くなる。
ハウジング全体の共振をより感じやすくなるからね。
擦れ感もなんだか感じる。振動を拾うからかな。

さて、本命のスイッチデッドナーだ。
これを被せれば共振が止まる。
同じTecseeだから金型もぴたりと合うやろという読みもあった。
Blue Skyで採寸してつくったのだが、
ちょっとハメ合いがきつい。
ナイロンだから膨らんでるのか、金型が違うのか。

驚くほど戻りの音が消えた。
流石デッドナーや。セミサイレント並みの効果だ。


で、全体的には…
ええやん。

滑り感は同等。しかもこれノールブなんよね。
変に抵抗感が増すよりもノールブのほうがいいかも。

Blue Skyよりグラつきがやや少ない。
HPEはヒケがちだから、ナイロンの充填感で、
だいぶ差が出てるのかしら。

底打ちがロングポールっぽい感触。
重たいスイッチの時はロングポールあんまり好きじゃないが、
軽いバネのロングポールありかも。
ブレが少ないのも効いてて、
まっすぐ落ちるロングポールの方が、
スイッチの共振が少ない感じがある。
変なところを叩いてないからかもしれない。

そしてナイロンハウジングなのか、
ロングポールのせいなのか、
底打ちが「太い棒を突き刺す」みたいな感覚になって、
Blue Skyの「手前で叩いてる」よりも、
深く太くなった気がする。

それが安定感のある王道っぽい。


ということで、
Blue Skyをすっかり置き換えるかも知れない。
好みがどっちか分からないため、
少しずつ置き換えて、じっくり味わうとしようかな。

とりあえずHPE素材は、
しばらくお気に入り素材になりそう。

(この改造をしない場合、
ふつうの高級スイッチの範疇から出ないかなあ)
posted by おおおかとしひこ at 13:54| Comment(0) | TrackBack(0) | カタナ式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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