2023年12月17日

【薙刀式】韓国語配列の完成度

が高いらしい。
タイパーアドカレで、多言語タイピングをやり続けてる、
dqmaniacさんの記事が深い。
タイパーなんだから人より速く書けるんだからたくさん書けばいいのに、
と日々思ってるんだけど、
dqmaniacさんくらいみんな書けばいいのに。
そこの韓国語配列の話が興味深かったので。
http://dqmaniac.g1.xrea.com/typing/Korean.html


> 将来は配列を工夫するとしても、頻出するパーツ/文字/シーケンスを知る必要がある。
> (略
> Windowsの韓国語配列の入力効率は高く、筆者は現時点でこれを上回る配列を思いつかない。

へえ、そうなんだ。
2ボル式配列、という名前は聞いたことがあるがこれなのだろう。

他の言語については明るくないが、
少なくともqwertyベースだと、
英語もドイツ語もフランス語もギリシャ語も、
効率悪いんだろうなあというイメージがある。

韓国がIT化にうまく乗ったのは、
実はこの効率のよい(らしい)キーボード配列ゆえでは?
とほんのり思った。


韓国の自作キーボード界隈では、
カスタムキーボードが主流だ。
カスタムとは、USキーボードの基本形をとくに変えることなく、
ひたすら打鍵感だけを追求していく方向。
(スイッチ、キーキャップ、PCBのマウント方式、
ケース、フォームなどなどのパーツの相性を煮詰めていく)

日本の自作キーボードが、
物理配列やらテンティングやら、
3Dやらをやっているのとは、
全く別方向の進化をしている。

それってつまり、
「論理配列+物理配列としてすでに完成してるので、
あとは打鍵感追求くらいしかやることがないです」
なのではないか?
と思ってしまったんよね。

日本語キーボードは全く完成度が低く、
物理もヘンテコだし、
論理もめちゃくちゃだ。
だから、それに対して自作勢が足掻いている状態だと思う。

それに比べて韓国勢は、
まあすでに完成してるし、と思ってるっぽい。


この差は、とても大きいと思う。

もしJIS配列がまったく別のもので、
もし日本語入力方式がとても完成度が高ければ、
日本の自作キーボードも、
形を変えずに打鍵感を追求していくカスタムキーボードになったかもしれない。

しかしそうではないことが、
「そもそも日本語をキーボードで打つことに、
無意識的な無理や不満を感じている」
ことの証拠じゃないかなと思ったわけ。


カナ配列では、僕は薙刀式でほぼエンドゲームだけど、
物理はまだ極められていない感覚がある。
漢直も将来的にはやりたいなーと思いつつ、
手をつけるポイントが分からないので放置している。

日本語は世界的に見て、もっとも複雑な言語のひとつだ。
それよりは韓国語タイピングは簡単そうで、
ああ羨ましいなあと思ってしまった。


だから諦めるか、
いや、だから工夫の余地があると考えるか。
僕は後者だな。

薙刀式はほぼ完成な気がするが、
編集モードはまだ詰める余地があり、
それを打つ物理はまだ半ばだと思う。

韓国語はエンドゲームなのかも知れないが、
日本語はまだまだ遠いなあ。
posted by おおおかとしひこ at 13:55| Comment(0) | TrackBack(0) | カタナ式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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