配列勢として議論したい。
機嫌を損ねたシェフさんの、
データ分析が明らかにするタイピングの特徴
https://kgnwsknt-chef.hatenablog.com/entry/2023/12/19/065927
日本語と英語で、
分布が異なることが視覚化されていて、
興味深かった。
直感では明らかに異なるのだが、
それがグラフで示されているのがいいと思った。
そもそも日本語と英語は、
音節の構造が異なる。
日本語の一音節は、
(子音)+母音 だが、
英語の一音節は、
(子音)+母音+(子音) だ。
この差がグラフに如実に現れていて興味深い。
僕はそもそも日英分離派だ。
日英を同じ配列で打つことは、
記憶負荷を考えると妥当な合理性だけど、
そもそもだいぶ異なるものを同じ配列で打つのは、
不合理だと思っている。
それぞれに特化した、別の配列を使うべきでは?と。
「そもそもタイピングにそこまで労力を割けない」
という人は、まあいいけど、
「合理的な配列を使って楽したい、またはさっさと仕事を終わらせたい」というむきには、
日英共通配列を使うことに意味はないと思っている。
結局、人生でどこに労力とポイントを置くか、
で決まるので、一概に日英分離が最善手かどうかは分らないけどね。
僕は小説や脚本やブログを書くのに、
日本語99%以上なので、
英語配列と共用する理由がない。
なので、日本語専用の配列で効率化したい。
ローマ字の打鍵数なんて多いだけだし、
運指を最適化できるはずがないので、
運指最適化した、カナ配列薙刀式をつかっているわけだ。
> あるいはかな入力にすれば、英語打鍵時にあるような心地よいコンボを日本語入力にも得やすくなるのかも
まさにこれが薙刀式を勧める理由だよね。
詳しくは今年の自キアドカレにも書いたけど、
http://oookaworks.seesaa.net/article/501510876.html
アルペジオ(同手異指のうち気持ちよいもの)を中心として、
薙刀式がいかに日本語の中核の語を打てるかを議論している。
もちろん、
心地よく速い打鍵は、
アルペジオだけではなく左右交互打鍵もあるから、
議論は尽くせたわけじゃない。
でも一部でも、カナ配列のコンボ
(運指しやすい複数の流れといえようか)が示せたと考えている。
> かな入力の人は英字入力の時には
> そう(入力言語でレイヤーを切り替え)している?
そうです。
日本語を打つときはIMEONと同時にカナ配列薙刀式、
英語を打つときはIMEOFFと同時にqwerty英語、
という風に切り替えて入力しています。
IMEのオンオフは全角/半角でトグルするのではなく、
FG同時でオフ、HJ同時でオン、というのが薙刀式に定義されています。
(他のかな配列では、ここまでちゃんと定義している例はない。
IMEON時に、小指シフトを押しながらだと大文字英字、
というのはいくつかの配列で定義されている)
ということで、
日英分離派としては、
この議論は大変興味深かった。
どこまで効率化するか、ゴールの差ではあるが、
僕はqwertyローマ字で小説など書く気がしない。
効率悪すぎる。
英文はほぼ書かないので、なんでもよい。
qwertyが一番何もしなくてよいので、そのまま渋々使っている。
なお、30キー×30キーの900の組み合わせについて、
僕の実際の打鍵速度を測定した統計があるので、
参考にされたい。
http://oookaworks.seesaa.net/article/490739021.html
ちなみにどのキーからどのキーが一番速いか、
ベスト10とワースト10を示しておくと。
ベスト10 JK JI MK M, HI NI UI NK MI HK
ワースト10 AS WZ WC QZ AW WX AX QD Q/ QC
なので、これらを鑑みて文字を配置すると変わって来るだろうね。
(薙刀式では経験値で置いてみたら、
大体頻度と打ちやすさは比例していたが)
2023年12月21日
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