「タイピングが速い」をイメージする時、
猛烈な速度で手が動き、
マシンガンのようにダダダと音が鳴るような、
初歩的なイメージがあると思う。
そうじゃない。
それは「下手な速さ」だと思う。
なぜなら、
そんなエネルギーの無駄をしていると、
すぐに疲れてしまうからだ。
一日の間に、
たった30分だけしかタイピングできないなら、
そのような排気量の大きなタイピングも可能だろう。
だけど、
タイピングというのは一日中やるものだ。
だとすると、
速いタイピングとは、
カメのように一見遅くても、
最終的にウサギより速ければいい、
ということになる。
実際の速いタイピングは、
力が抜けていて、
ずーっと休むことないものである。
力強さよりもしなやかさや持続性のほうに勝る。
そして、
論理配列はそれに加えて、
動線の最小性と、
打数の最小性を持ち込むわけ。
特に薙刀式ならば、
BSやエンターやカーソルや、
その他入力から確定まで、編集まで、
ホームポジションから動かずに30キーでやるので、
動線はかなり最小になる。
力強く、間隔が詰まっている、
ダダダというイメージは、
100m走のような筋肉走法だ。
タイピングでそれをやると、
指やその他を痛めることになる。
もっと静かで、力を使わず、
動きが最小なのに、
休まずにずーっと打ってるようなものに、
イメージを書き換えたいものだ。
まあそもそも押下圧が55gとか45gとか使ってたら、
筋肉走法になってしまうのもしょうがない。
35g以下を使うところからが、
力の抜けたタイピングの始まりだろうと思う。
2023年12月25日
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