理解というのは、徐々に解像度を上げていくことだ。
まだ聞きかじり程度の薙刀式の理解の描像が興味深い。
https://x.com/asakirei/status/1739965744056865074?s=20
なるほど、
まずは「同時押し」が新しいと注目するんだなあ。
同時押しが最適解かはわからないが、
ひとつの解であることはたしか。
ピアノの和音も同時押しですね。
格闘ゲームでもボタン同時押しがあったりする。
たくさんのボタンを、
順に一つずつ押すときと、
同時押しした時で挙動を変えることは、
ボタンの数より役割を増やすことができる。
このため、
ボタンの数をへらせて、
広い範囲を打つ負荷を下げられる。
カナは50あるが、50キーのブラインドタッチは不可能だ。
それをなんらかの方法で、
30キーに押し込める方法論が、
新配列の考え方だ。
親指シフト、TRONカナ配列、新JISが80年代に生まれ、
2000年代に入ってから、
月配列、新下駄、飛鳥、シン蜂蜜小梅(当初は小梅配列)が、
生まれ、
10年代に薙刀式やその他のキーボード配列が現れた。
新JISや月配列は同時押しを採用していないが、
それ以外は同時押しを使ってるね。
まあ、
圧縮するポピュラーな方法ってことだ。
何指と何指を同時押しするかには、
異なる手での同時押し(こっちの方が楽)、
同じ手での同時押し(簡単だが長期的には疲れる)、
という区別と、
親指と同時押し(親指シフト、飛鳥、シン蜂蜜小梅)、
中指や薬指と同時押し(新下駄)、
人差し指と同時押し(薙刀式)、
など、
色んな考え方で流派が分かれる。
薙刀式はとくに、
異なる手での、人差し指同時をメインとしながら、
親指(スペースキー)をシフトキーのようにして24%使い、
中指や薬指同時押しもたまに使い、
2キーだけでなく3キー同時押しも使う、
ミックス系同時押し配列だ。
言葉だけだと難しく感じるけど、
使ってみたら、
ランダムな同時押しじゃなくて意味のある同時押しなので、
言葉に寄り添ったリズムがあることがわかってくる。
なので、
イメージよりは簡単だと考えている。
まああくまで作者の感想なので、
初めての人がどう感じるかまでは不明だけど。
薙刀式の特徴は、
打ち方の種類は複雑だけど、
配列図は単純で、
動線もシンプルなことだ。
手の動きは単純だが、
和音がついてくるみたいなイメージかな。
qwertyローマ字の動線は無駄が多く、
指があちらこちらに飛ばされて、
落ち着きのある文章を書く気がしない。
言葉を指に取り戻すためには、
qwertyローマ字を捨てる勇気が必要だ。
ちなみにもちろん、
薙刀式とqwertyローマ字は併用できます。
一通り薙刀式が打てるようになったら、
qwertyローマ字を打ってみると良い。
最初よりは落ちるけど、
併用してるうちに元に戻るよ。
ただ、qwertyローマ字の無駄がむかつきすぎて、
薙刀式をメインに使うことになるだろうがね。
とはいえ、
薙刀式が公共のPCにインストールされる日までは、
qwertyローマ字と併用する日々が続くだろう。
俺は自分のPCで、二度とqwertyローマ字を使う気はしないけど。
2023年12月28日
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